男女の欄
今日の宇多田ヒカルさんの記事を読んで思い出した話(ノンバイナリー、Mx.はそこまで関係ないけど)。
某音声交流アプリで、♂と明記されていた人が、
「実は私女なんですけど、母に『あんたは男ってした方が映える』って言われて♂にしてるんですよー」
と言っていて、「そんな理由もあるのか」と驚く私。
そういうのダメですかね、と言うその人に、私は、
「いや(自分が名乗たい性別なら尊重するけど、戸籍の)男か女かなんて(書く必要ある? 顔も本名も隠されたネットの世界では)どうでもよくない?」
って言うと、
その人だけじゃなくて、チャットにいた全員から「いいね!」を貰いました。
お、おう……こんなに反響が来るとは思ってなかったんだぜ……。
ネットもだけど、リアルも「性別知って何になる?」みたいなのに問われること多いよね……。
まあそれはさておき。
ウォルピスカーターさんみたいな透明で高音、それでいて叫ぶような歌声を聞くと、「これは男女で評価が左右されるような歌声ではない」って思います。
そもそも声優界では女性が男の子の声をやることが多いですが、最近はその逆もちらほら。
特に村瀬歩さん。イルミちゃんすごい。女装だけど。
ちなみに小野大輔さんは『たまこまーけっと(京アニ・花屋さん役)』、柿原徹也さんは『BUSTAFELLOWS(文化放送エスクテンド・カルメン役)』を演じています。私にとって聞きなれた二人の声だからこそ、演技って何者にもなれるんだなー、とつくづく実感しました。
性別だけでなく、あらゆるグループを横断できる、様々な手段を持った表現者は自由で素敵です。こういう感じなの、私も文章で表現出来ていたらいいなー。
そもそも私は所詮私でしかないので、「自分の気持ち」しか投影できないのですが……(遠い目)。
上位カーストの女子とか書ける自信ない。あとオシャレやお化粧に詳しい女の子も。同じ「女子枠」に入れられて育ったから気持ちがわかるなんて暴論やで!
と、途中で声優さんと表現の話になってしまいましたが! ここからが本題です。
ある時母が、保険会社の人と話していて、契約書に『性別 男 女』という欄を発見。
それを見て母、
「保険はまだ『男女』なんですね……」
と言うと、保険のお兄さん、「あっちゃー」って顔をして、
「いや、我々もどうにかしないととは思うんですけど……。
男女の平均寿命で、金額が変わるんですよ……!」
って答えが返ってきて、あー、と空を仰いだそうです。
追伸
平均で思い出した大学の話。
『男女じゃ基礎体力が違う』『力も違う』って保健体育で教わってきた私に、ジェンダー論の先生が、
「それはあくまで男女の最高記録と平均記録を比較して判断されているに過ぎない」
って言ってて、
その時吉田沙保里さんVS一般男性で腕相撲、って言う図を想像した。
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