第3章

第22話 世界70億に向けた核が爆発する7ヶ月前

 70億の人類に向けて放たれた、無数の核爆弾が地上に降り注ぎ、キノコ雲を上げながら爆発する数ヶ月前―。


 3月31日(火)

 午後1時過ぎ―。


 米国―。

 ワシントンD.C.近くにある米国最大手軍事企業のアウグスティン本社ビル、最上階。


 その男の、青い瞳をした「2つの義眼」が動いた。

 キィィ、ウィィン、と機械音を立てながら、左右に動いた。


 義眼がはめ込まれた周囲―。

 そこにはロールシャッハテストに見られる、蝶の模様のような、褐色の深い傷が広がっていた。

 人によっては、蝙蝠(こうもり)デザインのサングラスをかけたような傷、と称するかもしれない。


 金と黒のツートーンの短髪を逆立て、顎鬚を蓄えた男の、蝶あるいは蝙蝠(こうもり)のように広がる傷跡の中、双方の眼窩にはめられた青い瞳の義眼は、忙しなく動いていた。


 義眼が見つめるのは、社長室(プレジデントオフィス)の三方に広がるガラスケースの中に所狭しと並べられた、古今東西の悪役(ヴィラン)フィギュアたちだった。


 アメコミ英雄(ヒーロー)たちを苦しめた人気悪役キャラから、日本(ジャパン)のアニメに出てくるクールな名前の悪の宇宙人キャラまで多種多様。フィギュアとは言え、彼らは何よりも輝いていた。


「もうすぐ俺は、こいつらを越える―。世界一の悪役(ヴィラン)になれる」


 彼には、見えていた―。

 アウグスティン社CEO「マイケル・ホワイト」こと、人形の瞳―「ドールアイズ」は悪役(ヴィラン)フィギュア・コレクションを眺め、呟きながらニヤついた。


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 ドアをノックする音。


 ドールアイズは愛想よく返事をするような男ではない。

 ノックした主もそれを心得ている。カードリーダーによる電子音と、虹彩センサーによる認証アナウンスの後、勝手にドアが開いた。


「兼ねてから合衆国政府より依頼されていた、最新式偵察衛星の最終チェックが完了しました。ここにサインをいただければ、来月には軌道の上です」


 女秘書のシャーロット・デイヴィスが、書類の山をデスクに置いた。

 黄金の長い髪をひとつに束ね、控えめの化粧に黒縁のメガネをかけたその風貌は知性と教養を漂わせているが、首から下―、その豊満(グラマラス)な体の曲線(ライン)は、体型に合わせたシルバーのミニスカートとジャケット越しに、雌としての存在感をこれでもかとばかりに主張している。


「ビッチが」


 ドールアイズは毒づく。

 確かにこの「ビッチ」と呼ばれた有能な女秘書シャーロットは、アフター5にど派手な化粧をした別人に変わる。

 しかしながら、20代後半にして彼女が抱えた膨大な男性遍歴のいくつかは、ドールアイズの政治的、商業的な利害に絡んで行われたものであるがゆえ「ビッチ」と呼べども、ドールアイズに心から彼女を蔑む気持ちはなかった。


「ふん。宇宙から全世界を常時監視できるシステムか。俺がポケットマネーを遣って、合衆国大統領(ホワイトハウス)や、国防総省(ペンタゴン)の下品なおねだりに乗っかるのも、これで何度目だろうな?面と向かって言わなくとも、あの無能なオブライアン大統領とて、俺がこの国を欺き、何をしてきたかとっくに分かってるはずだ…。その上でこんな提案…それに、よりにもよって偵察衛星を注文してきやがるなんて、食えない連中だぜ。表面上はこれまで通りに振る舞いつつ、隙あらば俺が極秘に打ち上げさせたアレを横取りしようって気か?まぁ、いい。来月打ち上げられたら、国にオモチャをくれてやった権限を使って、世界中の女風呂(シャワー)の覗き見くらいはさせてもらうが…面倒だ。お前がサインしておけ」


 ドールアイズはデスクチェアの背もたれに寄りかかったまま、骸骨(スカル)の銀装飾(シルバー)コンチョが派手なレザージャケットの胸ポケットから取り出した、ゴールドの万年筆をシャーロットに向かい、ぞんざいに投げつけた。


「私の筆跡ではいけません。ホワイト様のサインをいただけませんか」


 床を転げ落ちる数百万の価値ある金の万年筆を拾いながら、シャーロットは苛立っていた。その原因の一つは排卵日のせいだろう。ドールアイズの義眼のカメラのサーモグラフィは、彼女の表情や、微妙な体温の差異も見逃さなかった。


「お前、今、顔をしかめたな」


 ドールアイズの低い声。


「いえ」


 シャーロットの声色が、苛立ちから恐怖へ変わる。


「俺には見えるんだ。この義眼レンズのカメラを通して、お前の表情や、体温の変化、鼓動の早さすべてが。俺に嘘をつきたければ、義眼をぶっ壊すか、この脳みそに埋まった機械(チップ)を取り出してから言うことだな」


 ドールアイズは全盲にして、盲人ではない。実用化すらされていない最先端技術によって世界でただ一人、常人よりも優れた視力を持っていた。


「申し訳ございません…本当に…」


 シャーロットの声色が恐怖から、微かに何かを期待するようなものへ変わった。上目遣い。ドールアイズは卑しい笑みを浮かべ、右手人差し指で、自分の股間を指差した。


「これは罰だ。そのまま、ここに跨り、座れ」


 ドールアイズはそう言うと、デスクチェアに座ったままレザーパンツのチャックを下ろし、自前のロケットランチャーを天に向かって雄々しくそそり立たせた。


 武器商人のトップに相応しい持ち物。肉でできたロケットランチャー。

 例えるならM72のように使い捨ての軽量なものではなく、RPG-7のように戦車の装甲板をも打ち抜く狂気を秘めたその先端の鈴口は、すでに濡れている。ドールアイズの戦闘態勢は充分だった。


 シャーロットはヒールを脱ぎ、ミニスカートを自らめくると、ドールアイズに向き合う形で、その上に乗っかった。下着など身に着けていなかった。また、ある程度の心の準備はできていたのだろう。粘着質な結合の音と共に、潤った生の状態でシャーロットの胎内にロケットランチャーは根本まですんなりと収まり、座位が完成した。


「ではもう一つ、顔をしかめながら用件をお伝えします。今年就任した第100代日本国総理大臣が、ホワイト様にお会いしたいとのことです」


 シャーロットは強い女だった。胎内の闖入物に震えながらも、開き直った態度でものを言う。


「ふん。新年早々、暗殺されて交代したんだったな。その新しい日本国総理(リーダー)はどんな野郎だ」


 ドールアイズがわざと腰を浮かせると、胎内を蹂躙されたシャーロットは甘美な呻き声をあげ俯いた。粘膜の湿った音。


「今度の琴啼(ことなき)総理は、かの梅島の領土問題に積極的な人物のようです」


 シャーロットによる震えながらの報告。

 ドールアイズは、デスクに放り投げてあったベレッタM92FSを右手にとると、グリップを握ったまま「腰を動かせ」と命じた。トリガーガードを人差し指でカツカツと弾く。これはまだお遊びなのだろう。引き金には指をかけていなかった。


「梅島の領有権は、日本、韓国、北朝鮮が主張してるが、実質、韓国軍が占領し日本は及び腰外交だったよな。ここにきて重い腰を上げたか」


 ここにきて重い腰を上げたか、というセンテンスに合わせ、命令されたシャーロットは遠慮がちに腰を上下に動かし始める。潤滑油によって苦痛から解放されたのだろう。呻き声が雌(メス)の鳴き声へ変容する。


「去年とは状況が違います」


 シャーロットは気分が高揚し始めたのだろう。ドールアイズの首筋にキスをした。ドールアイズはベレッタM92FSの引き金に右人差し指をかけた。


「だろうな。韓国側から情報が漏れちまったのが発端だが…梅島で、あんなモンが見つかっちゃ、日本も黙ってられないだろう。日本が憲法第9条を見直し、自国の領土である梅島の奪還…という名目で、米国(おれたち)と組んで戦争をおっぱじめるのも時間の問題だ。奪還してアレを手に入れて、その全容を解明できれば、例え数百万人の日本人が死んでもお釣りがくる」


 そう言いながらドールアイズは、ガラス玉のような青い瞳で天井を睨んだ。他国とはいえ、人の命について語っている。しかし、ドールアイズにとっての「死」は、カネへと換算されるモニター越しの数値でしかなかった。


「永遠の命…万能細胞の源、ですか」


 上下運動に酔いしれるシャーロットの目の焦点は虚ろだったが、核心をつく発言だった。それは、各国の政治に深く関わる人物を除き、世界が知りえない機密事項(トップシークレット)。


「ああ。去年の隕石落下による影響だとかいう学者もいるようだが…いずれにせよその源を保持するのはあの島にしか生息しない微生物だ。島を占領した韓国側が、必死になってアレの研究をしているようだが…アレの全貌が解明されれば、世界の勢力図が一気に変わっちまう」


 ドールアイズは、少年時代からの憧れ―、ガラスケースに並べられた悪役(ヴィラン)フィギュアたちに、銃口を向けた。


「つい数年前までは、梅島の領有問題には無関心だったはずのアメリカ合衆国大統領が、慌てるのも頷けますね」


 シャーロットは荒い息で、上下運動にアドリブを利かせる。デスクチェアに糸を引いて粘つく水溜り。色っぽい尻は、ロケットランチャーを根本まで包み込んで、なおも下品極まりない涎(よだれ)を垂らし続けていた。


「ああ。韓国が中国とつるみはじめた今となっちゃ、アメリカ側も日本を推すしかなくなった。ロシアも北朝鮮をけしかけて奪おうとしてるらしい。まぁ、日本が武器をぶっ放して梅島を奪還できれば、アメリカ合衆国にもそれなりの見返りがあるしな。一つは戦争による軍事費のリターン。二つは日米によるアレの合同研究だ」


「永遠の命の研究など、保守議員たちや、この国の大半を占めるキリスト原理主義の連中が許さないでしょうが」


 チェアの軋む音。シャーロットは自制心を保つのに必死だった。ドールアイズは表情ひとつ変えない。


「そのための日米合同研究なんだろうが。政治家たちにもおこぼれを与えればいい。それに、信仰に溺れる人間の思考ってのは単純なんだ。いったんアレの研究が完成すれば、それは神の領域。神の意思として愚民どもは受け入れはじめるさ。まぁ俺としては、あの野望を果たせなくなるから、そんなもの、すぐには完成してほしくないがな」


「そのような事を。亡きお母様が悲しみますよ、ホワイト様」


 シャーロットは動きをやめ、ドールアイズを哀しそうな目で見つめた。彼女は心の底からこの野獣を愛しているのだ。

 ドールアイズも銃を握っていない左手で、シャーロットの頭を優しく二度、三度、撫でた。粗暴なこの男にも、男女の愛に対する情緒はある。


「俺は実のところ、母親と違って無神論者だ。だからと言って、わざわざ独立記念日に、俺や兄貴…自分のガキたちが産まれるように計算する父親(オヤジ)のような愛国者タイプでもないがな。問題はそんなんじゃねぇ。日本国憲法9条に縛られた日本が戦争の理由、名目をかき集めてる間にも、さっきも言ったが、韓国には中国が、北朝鮮にはロシアがバックについて、色々と準備を進めてるって部分だ。各国、いざとなりゃ武力による決着を見据えてやがるのさ。うまく日本に立ち回ってもらわなきゃ、俺は稼げなくなる」


「ずいぶん嬉しそうですね、ホワイト様」


 シャーロットは、グロスで濡れ光ったパールピンクの唇をドールアイズに重ねた。


「俺を含む世界5大裏権力者(ファイブ・フィクサー)と呼ばれている…中国のチェルシースマイルや、インドのシャカ、アフリカとヨーロッパを牛耳る女傑カラーレス、ロシアのノーフェイスが動き始めてる。儲かるついでに、日本のバックについて奴らとの決着(ケリ)もつける絶好の機会だ」


 ドールアイズは言い終えると、シャーロットの唇を貪りながらも、彼女の左こめかみに、再び銃口を向けた。


「ホワイト様は、いつでも戦争を求めるのですね」


 シャーロットは完全に動かなくなった。

 ドールアイズは、いよいよ引き金にかけた右人差し指に力を込める。シャーロットの胎内に精を放つ瞬間が近いのだ。


「当たり前だ。俺は、お前に給料を支払わねばならない。それに加え、大いなる野望…ノア計画(プロジェクト)の為にも、カネが必要なんだ。アレはすでに宇宙に飛ばし終えたものの、避難シェルターの増設がまだ完了していない。まだまだカネがいる。まぁ仮に、俺がポルノ男優としてデビューして1日で500億ドル稼げるならすぐにでも脱ぐさ。だが、それは現実的じゃない。俺にできるのは武器を売ること。その為に何をすればいい?そう戦争だ。戦争を起こせば、ウチの武器の在庫が一斉処分できる。足りない分はガンガン新しく造って売ればいい。俺はカネになるから、いつだって戦争を求める。それだけだ」


「そうでしたね…。やはり、考えを変えてはくださらないのですね」


 伏目がちで寂しそうなシャーロット。ドールアイズの嗜虐的な性癖に火がついた。


「ふん。もう戻れないところまできているんだ。俺が14年前のあの日、政治家どもと組んで、タリバンに同時多発テロを起こさせたのも、カネのためだった。世界には善意も悪意もない。人間なんて駒に過ぎない。そこにはカネを動かす、生業(ゲーム)としての生と死があるだけでゲームと同じさ。どの道…人類はこの俺に剪定される運命だ。死期が早まるか遅いか…それだけのことだ」


 冷酷な「青い義眼」をもつ死の商人。戦争犯罪者「ドールアイズ」は、体面座位のままのシャーロットの左こめかみに銃口を当て、醜く口の端を歪め笑った。笑った。嗤った。邪悪な微笑を浮かべた。


 シャーロットは、キスをせがむ10代(ティーン)のように、柔らかく目を閉じた。


「まぁ、永遠の命…、その価値は認めるが、その研究がすんなりと、できあがっちまったら、俺の野望は意味がなくなる。それを取り合ってさっさと戦争おっぱじめてもらって、永遠の命とやらが実現可能になる前に、俺の口座がパンパンに膨れ上がるのを待つしかねぇ」


 ドールアイズは本音を吐き出すと同時に、引き金を引いた。

 射精。発砲。

 シャーロットの頭が左からの衝撃で、右に吹っ飛ばされた。


 さらに、引き金を引いた。

 轟音。

 轟音。

 轟音。

 マネキンのように無表情のまま、振り子と化したシャーロットの頭は、何度も何度も吹っ飛ばされた。ブローバックされ排出された空の薬莢が、床に散らばる、散らばる、散らばる。


 ドールアイズは、弾倉(マガジン)に装填された15発の9mmパラベラム弾が、空になるまで、何度も何度も撃ち続けた。


 シャーロットはとうとう、デスクチェアから崩れ落ちた。床に散らばる空薬莢のいくつかが、彼女の手や足に当たって室内の向こう側に弾かれた。

 シャーロットの左即頭部から滴る血液。皮がめくれて、銀色の耐弾用の軽量特殊チタンでできた頭蓋骨が剥きだしになっている。


「恥ずかしい。見ないでくださいよ」


 上体を起こしたシャーロットは、床に大股開きで倒れたまま、ミニスカートがめくれ顕になってしまった秘所(プッシー)よりも、15発の銃撃を至近距離で受け、むき出しになってしまった銀色の頭蓋に羞恥しているようだった。


 シャーロットは、束ねた金髪をおろし傷跡を隠す。ドールアイズは彼女の傷口にキスをした。


「俺は…どれだけ俺が傷つけても、絶対に死なない女が好きなんだ。改造を受け入れたお前と、この俺。最悪、俺たちだけが世界で生き残ればいい…そう思ってる。俺はお前と離れたくないんだ…」


 ドールアイズは、かなり昔に死んでしまった最愛の女性を思い出し、そう言った。


「私は絶対に死にません」


 そう言うシャーロットの秘所(プッシー)からは、ドールアイズの放った分身(ミルク)が溢れ出していた。立ち上がると彼女は誇りを取り戻したかのようにハイヒールを履きなおす。多少、脳震盪を起こしたのだろう、出口に向かったシャーロットは二三歩歩きながらよろけたが、ドールアイズは彼女を強く抱き寄せた。


「ホワイト様。今日はお優しいですね」


 シャーロットは微笑む。

 すると今度は、ドールアイズの表情が一変し、強張っていった。


「おっと、待て待て!それがさっき俺に頭を撃たれた女のセリフか?よく頭を使え。俺は戦争でメシを食う人殺しのケダモノだ!そしていずれ人類を恐怖のどん底に陥れる極悪非道の悪魔だ!よろめくお前を抱きかかえキスし、好きだといえば好き放題にヤれると思ってる偽善者(ヒポクリット)に過ぎないかもしれないんだぞ!あまり俺に近づきすぎるな」


 ドールアイズは鬼の形相で、先程と矛盾する言葉を吐いた。


 女を愛しく抱きしめたのちに、突き放す。愛と憎悪。常に双極を移動する孤独な狂犬の愛は拠り所を持たない。シャーロットはすべてを理解していた。そして聖母のような笑みを浮かべ彼の手を握り、社長室を出て行った。


「シャーロット…お前が誰でもいい。目的はあれど、この俺の傍にいてくれさえすれば…俺は…」


 今度は、ひとりきりになった社長室で、誰にともなく弱々しく呟いた。


 彼女を離したくないのか、近づいてほしくないのか。ドールアイズには、どれが自分の本音か分からなくなっていた。精神科にでもいけば「境界性人格障害(ボーダーライン・パーソナリティ・ディスオーダー)」と病名をつけられるだけだろう、と薄く笑った。


「クソが!俺を混乱させやがって!クソビッチめ!」


 ドールアイズは眉間に皺を寄せ、叫びながら拳を机に叩きつけた。まるで一人芝居のようで滑稽だった。


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 ドールアイズ。

 死の商人にして、裏の顔は戦争コーディネーター。

 冷酷に染まった彼にとって、世界70億人はただの駒、数字に過ぎなかった。


 愛とは何か―。

 第三次世界大戦の足音が忍び寄る中で、想像を絶する狂気に身を投じたドールアイズが、それに気づくのは、これより何ヶ月か後―。


 日本の田舎の高校生「ツトム ウドウ」と対峙し、無数の核の雨が地上に降り注ぎ、爆発する、その瞬間だった。

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