第3章 現時点での登場人物

 若干まだ本編に出ていない情報も書いています。

 大きなネタバレにはなっていませんがご注意下さい。




 勇実礼土。

 無職であり銀髪、長身の男性。年齢25歳。

 異世界での依頼を解決し、地球へ戻った時、無職になっていることに絶望している。

 魔力量は今も成長しており、10年前にオルダートを倒した時より大幅に強くなっている。

 2回目の魔王を討伐した辺りから戦闘で傷を負う事が殆どなくなっている。

 本気で魔力を練り、拳を振るうだけで大陸を破壊できる力を保持しているが、あまり自分の強さを誇示していない。

 以前は殺伐とした性格であり、敵対者は死ななければ、四肢が無くなろうが、目がつぶれようが気にしていなかった。

 地球へ来てからは随分温厚になっており、少し落ち着いている。

 霊力が0であるため、変質した地球で適当に捕まえた悪霊を捕獲し育成をしている。

 脱無職が目標である。

 好きな物はポッキー、チョコボール、ピザ、コーラ。

 苦手な物はコーヒー。

 ライバルは田嶋。



 勇実愛棣アーデ

 勇実家の姉? 妻?

 金髪の絶世の美女。異世界では究極の美として比喩されることも多くある。

 本人は自分の身体のスペックの高さを理解しているため、利用できる道具と割り切っている。

 婚姻話も多く来ていたがすべて断っており、表向き生涯独身と言っていたが、機会があれば礼土との子を成そうと狙っていた。

 礼土の優秀な血を残したい気持ち半分。自分の気持ち半分という具合である。

 礼土の手によって、聖女という役を終わらせる事ができ感謝してる。そのため日本へ行くことはすぐに承諾していた。

 好きな物は現時点で特になし。食事なども楽しいと思ったことがないため、好きな食べ物もない。

 苦手な物はコーヒー。

 


 勇実音夢ネム

 勇実家の次女?

 赤い髪の女性であり、胸の大きさだけで言えばアーデよりも実は大きい。

 元魔王であり、本来の名前はデュマーナと呼ばれていた。

 魔力量は魔王になる以前から先代魔王オルダートに匹敵しており、他の魔人から恐れられていた。

 闇の大精霊ヨグと契約しているが、その力を行使した事はない。

 地球へ行き、現在の地球のゲームにはまっている。その中でよく動画配信もよく見ている。

 自分なりにやりたい仕事を模索している。

 好きな物はポッキー。Pちゃん。

 苦手な物はコーヒー。

 ライバルは礼土。


 

 勇実桂須加ケスカ

 勇実家の末女。

 元異世界の真祖と呼ばれる吸血鬼であり、その血を使えば他人を洗脳することも容易く、また不滅の肉体と無限の魔力を所持していた。

 以前、人間を相手に暴れていた時に勇者時代の礼土に襲われ、トラウマになる。

 その後、異世界へ再召喚された礼土と再度衝突し精神を崩壊。現在は幼児化している。

 趣味がなく、やることがなかったため、食事として惰性で血を吸っていた。しかし礼土の魔力で召喚されたポッキーの方が美味しく、血を吸う事をやめる。

 その代わり睡眠を多くとるようになった。

 地球へ転移した際に、人間の身体になった。以前のような無限の魔力は保持しておらず、現在の魔力量はネムよりも少ない。

 ただし、血液を自在に操る魔法と洗脳魔法は未だ健在であり、不滅の身体ではないが、腕が千切れても数分で再生する程度の治癒能力はある。

 好きな物はポッキー。睡眠。

 苦手な物は現時点ではない。

 


 陸門道行。

 何故か消滅せず現代に残っていた戦国時代の悪霊。元々は僅かな意識だけが残っていた状態だったがとある事件をきっかけに身体を手に入れる。

 以後はその事件を起こした犯人を殺すために暴れていた所を礼土と出会い、敗れる。

 その後は犯人である寺田という人物をただ苦しめるだけの存在となっていた。

 しかし世界が変異し霊力が高まった事で、自身の姿が周囲に知られる事となる。その時点で精神が崩壊していた寺田は舌を噛み、自殺。

 その後、誕生した寺田の霊を斬り殺して、礼土を探し彷徨っていた。

 礼土を探し放浪していた際に数多の霊を斬り、その結果霊力が高くなっている。

 一部のゴーストハントしている霊能者の間では”黒丈淵”と呼ばれ恐れられている。

 現在は再会した礼土の願いにより、アーデの指輪の中で守護者として待機している。



 神城利奈。

 元勇実霊能事務所のアルバイト。

 元々は山城という苗字であったが、母である沙織の実家へ戻った事によって苗字が変わった。

 三大名家と呼ばれる一族である。

 以前より霊感が強く、霊もよく見えていたが、その程度であった。しかし変質した世界で霊力が上がってしまった影響で、神城家の能力に目覚めている。

 現在は神城家で修行をするために別の学校へ留年して通っており、神城家の当主が高齢であるため現在は後継者候補の1人となっている。

 


 神城栞。

 元勇実霊能事務所の事務。

 利奈の姉。元々は売れない声優もしていたが、既に引退し、利奈と同じく霊力を磨く修行をしている。

 同様に後継者の1人として扱われており、自由に行動する時間がほぼ制限され、修行の日々を送っている。

 現在は妹である利奈の身を案じている。


 神城桐也。

 元大人気配信者で既に引退。

 利奈と栞の兄。2人に比べ元々霊感があったわけではなく、現在の地球へ変わった後、特に神城の能力に目覚めなかった。現在は父である和人のサポートをしている。


 神城和人。

 元々は山城和人という名前であり、実は神城家の遠い親戚。

 宗家であった沙織との結婚で非常にもめたが、その時には既に社長となり成功しており説得出来ていた。

 変質した地球で沙織が実家へ呼び戻されたため、仕方なく家族と一緒にいるために仕事はすべて預け引退。

 現在は妻である沙織をサポートするために国と神城家の仲介、マネージメントをするための会社を作り、息子である桐也と業務に励んでいる。

 

 

 神城沙織。

 和人の妻であり、現神城家当主の長女。霊感が強く、現在は当主代行として霊視の仕事を受けている。

 ただし身体が元々弱く、あまり多くの仕事を受けられないため、夫である和人がスケジュール管理を一括で行うようになった。

 そのために、霊力も高く、霊視の能力を継いでいる別の候補者を選ぼうとする一族との間に板挟み中。




 生須京志郎うぶすきょうしろう

 三大名家と呼ばれる一族である。

 元々は霊能者として活動していたが、とある人物を探すために休業していた。

 その時に絶縁状態であった生須一族から助けを乞われたために、ある条件を元に一族へ戻った。

 非常に胡散臭い見た目をしており、初見の人から基本的に嫌悪される。

 三大名家の中でも落ち目の一族と言われている。



 生須牧菜。

 現在の生須家を実質取り仕切っている女性。現当主である京志郎もすべて牧菜に一任している。

 主に国から依頼される仕事の危険度を考え、一族の適任者を派遣するように努めている。

 生須家の能力は元々霊を身体に封じ、弱らせる能力であったが、変異した世界で封印した霊をそのまま吸収できるようになっている。

 それは霊を祓う時に得られる霊力よりも圧倒的に多く、力に酔うものが多いためか生須家には乱暴者が多い。

 


 

 星読みの天羽一族。

 三大名家と呼ばれる一族である。

 星読みという能力で未来の事を占える。

 読む未来の距離によって消費する霊力が違い、またその際に消費した霊力の回復は通常の3倍以上時間が掛かる。

 主に、国、資産家などの依頼で未来を占っている。




 アウロラ・プロダクション。

 芸能事務所であり、俳優や女優。モデル、タレント、アイドルと手広くやっている。

 最近では霊能者事業も始めた。とはいってもよその事務所のよう積極的にゴーストハントをしているわけではない。

 あくまで役員たちのアイドル霊能者ってよくない? という発想より始まった事業である。

 

 

 倉敷事務所。

 数ある霊能者事務所で最も質が高いと言われる事務所。所属している霊能者のランクはⅣ以上で構成されている。

 所長が元々膨大な資産家であり、潤沢な資金や各種のパイプもあり、様々な業界に顔が聞くため、発言力も三大名家に匹敵する。

 


 星申学院高等学校。

 学生中に本格的に霊能力を鍛えるという事を始めた高校。霊能者を講師として呼び、免許を持っていなくても学校敷地内であれば霊力の行使を許可されている特殊な場所。

 霊力を鍛えるために全国から様々な生徒が転校してきている。

 三大名家の一族である学生たちもこの学校へ通っている。

 

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