自作呟怖 第55話 お題【虚船(うつろぶね)】

お題【虚舟】

お前さんはどこ出身だ?

なんだもやしっ子か。

ここはな日が落ちてからは誰も海に近寄らない。たまに近づく馬鹿がいるが…そいつらは人柱になるのさ。死体も上がってこねえ。昔ここいらには海に捧げる人柱を流す虚舟って風習があってな、さっき言った哀れな奴らを海に攫うて話だ。

#呟怖

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る