伯爵令嬢の憂鬱

第22話 クロード※注※

ヒルデハイド卿と

2人で会う段取りをして

今

何故か

男２人で庭を歩いている

ヒルデハイド卿の歩く姿に

己が反応している

あの背中から腰にかけての

艶かしいライン

思わず手が撫でそうに

ヒルデハイド卿に引き寄せられる

あぁ

あの腰を引き寄せ

あの白く滑らかな首に

噛みつきたい

そうして

あのいつも隙がない着こなしの服を

1枚1枚脱がしていきたい

あぁ

私の下で彼は

どのような恥態を見せてくれるのだろう

あのハスキーな声が

どのように鳴くのか

あぁ

私はいったい

どうしてしまったのか

彼はシンシアではないのに

私は

彼を私のモノにしたい

この手を彼にのばせば

この後

どうなるのだろうか

ただ

わかったことは

私は

彼に恋をしたのだ