書いてる小説がつまらないのは、なぜ?



 書いていると、周期的に現れる『つまらない病』。


 厄介な病です。

 皆さまは、そんなこと多いですか?

 わたしは結構な確率でおきます。

 

 自分で書いてる小説。くだない文字を何万字も書き、なんて無駄なんだろうと思うことがあります。


 おおっと恥ずかしい。こんなことを書いてたなんて、と、のたうち回ることも。


 なぜ、面白い作品を書けないのだろう。

 でも、そんなとき、まだいいかもしれないと思うことに、最近はしています。


 書いたものの欠点がわからないよりは、わかる自分を褒めたいって。

 ふっふふ。どこでもいつもで前向きなアメ


 ところで、一番まずい小説って。


 傑作だと思い書き進め、これは自分調べ最高傑作なんて思っていたところ、しばらくして、あれ? っと思うときです。

 ぜんぜん面白くない。

 すっごい駄作にしかならない。そして、なにより、ラストシーンがダメなときです。


 苦痛です。


 そういう時、どうなさいますか?

 私は、過去に書かれたコメントを読ませていただくことで、癒されたりしています。応援コメントやお星さま、レビューを書いてくださる方々。あなたが思っている以上に、いろんな意味で書く励みになっております。

 ありがとうございます。


 そして、最終的には全編を書き直します。


 さて、カクヨムに物語を公開するにあたって、一つだけ決めていることがあります。どんなにつまらないと思っても、読んでくださる方がいらっしゃるなら、最低限、エタルことだけはしないようにと考えています。


 そんな思いで、『明智光秀によろしく』の続編『【本能寺への道】明智光秀と私の憂鬱な日々』を、最終話につなげました。

 これを終わらせないと、次の長編を書いてはいけないって、頑張りました。


 6月はじめ、最終話を書いたのち。

 現在、新しい『異世界ファンタジー』作品を書きはじめております。そして、今、絶賛長編つまらない病中です。


 今回は、恋愛プラス戦記物にする(予定です)。

 戦い場面が多く出てくる(予定です)。


 甘々、じれじれ、砂糖いっぱいの恋愛特化した異世界ファンタジーを春に書いたのですが。こちらはすみません、公募に出品しますので、現在は未公開になっております。


 現在書いているのは、その続編です。奴隷に溺れたマリーナ妃のその後の物語。全く新しい主人公が登場して、彼で書いておりますので、前の作品を読まれてなくても大丈夫な内容です。

 

 さて、ウエブ小説の世界に来て1年弱。


 ウエブで読まれる作品を模索しております。


 ひとつわかったのは、長編ミステリーとウエブは非常に相性が悪いということ。もともと、ミステリー作品を書いておりましたので、そういう作品ならストックがあるのですが、公開しずらいです。


『異世界ファンタジー』と『ラブコメ』が人気ジャンルで、毎日、更新していくスタイルのカクヨムは、いわば新聞小説のようなものです。

 ラストまで犯人がわからない長編ミステリー作品は、ここが一番のネックなのかもしれません。


 読者の方は、たいてい忙しいなかで読まれているので、前日の内容など覚えてられない。主人公の名前もウラ覚えになり。非常にまだるっこしくなり、結果がラストでは、途中で飽きられてしまう。

 そこをなんとか書くのが手腕かもしれませんが、成功している作品に、なかなか出会ったことがありません。


 毎回続きが気になる「ヒキ」を、作品に入れにくいと思うのです。


 web小説は、読みやすく、勢いと、そして、次のページを読ませる「ヒキ」を毎回入れることが大事だからと思うからです。



 ネットというのは、トレンド、人気の動きが早い。

 今日は人気ジャンルでも、数ヶ月後には変化している。


 例えば、「ざまあ」とか。「悪役令嬢」ものなど。もうすでに古いと感覚的に感じてしまいます。


 では、今後はどうなる?

 それはわかりません。


 すみません。私も模索中なんです。


 とにかく、書く。そして、その反応を見る、それ以外に方法がない気がします。

 web小説の良いところもそこでしょう。


 反応がダイレクトに伝わってくるweb小説は、その意味で、とても面白いと思っています。

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