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「そうみたい」
「明日は学園に来るのか?」
「うん行くよ」
「愛莉亜に早く会いてぇ・・・」
「だから明日会えるって言ってるでしょ!」
「そうだな♪」
「じゃあまた明日ね甲斐」
「うんハニー❤」
だ・か・らハニーじゃないってば!!!
そして電話を切った。
でもマジで私1人じゃなくてよかった、ここに来たのが。
「アリア姫様王様がお呼びです」
「今行きますわ」
そして私はお父さんの元へ向かった。
コンコンとドアを鳴らして「お父様失礼します」と部屋に入った。
「アリア学園はどうだ?」
「はい楽しいですわ」
「そろそろ家から通っても良いな?体調も良くなったしな」
「ええ、お父様」
「では明日からは家から通いなさい」
「わかりましたわ」
そして自分の部屋に戻った。
「アリア姫、これからはこちらから学園に通うのですね。ようございました♪」とユイが言う。
「ええ。それよりもユイって好きな人いるの?」
「急にどうしたんですか?アリア姫こそいるんじゃありませんか?」と反対に聞き返された。
「私はいないよ」
うん・・・いない。
甲斐の事は少し気になるけど、恋してるのかはまだわかんないし。
「私はいます。でも、私の身分じゃ叶わないんです・・・。」
「そうなの?」
「はい・・・」と悲しそうな顔でユイは言った。
「ごめんね。無神経な事言って・・・」
「いえいいんです。始めからわかっていた事ですし」
本当に無神経な私でごめんね、ユイ。
でも、ユイの好きな人って誰なんだろう?
気になるなぁ・・・。
そして次の日・・・。
「では行ってまいりますわ」
「行ってらっしゃいませアリア姫様」とメイドや執事全員に言われた。
あははっ、こんな生活にもだいぶ~慣れた。
私って順応性あるのかも!
「馬車にどうぞ」とユイが言う。
「ええ」と言って私は馬車に乗った。
いつ乗ってもフカフカな馬車だ♪
乗り心地最高~~~♪
でもやっぱり車の方が速度は速いよね。あはははは。
そして数分後学園に到着した。
「さっ着きましたよ。行きましょうかアリア姫」
「ええ」
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