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そして甲斐と別れたあと、廊下を歩いていた私は
イヤな奴に遭遇したのだった。
はい、そうそれは得体の知れない怪しい男のマサヤ。
「これはこれはアリアじゃありませんか」
こんな奴は無視しとけばいい!!!
「・・・・・・」
「おや・・・無視するんですか?アリア姫」
「この際だから言っとくわ。私あなたとは何も話す事ありませんので!!!」
「フッ私はアリアの事もっと知りたいんですよねぇ。」
コイツ、マジで何考えてるのか分かんない。
「マサヤあいにくだけど、私はアンタの事なんて知りたくもないんだけど!!!」
「怒ったアリアも、すごく魅力的で好きですよ」と不適な笑みを浮かべながら言った。
ぞ~~~っ!!!!
ト・ト・トリハダがぁ~~~。
そんな気持ち悪い事言わないでよね!!!
アンタになんか好かれても全然嬉しくないし!
「ふふふっそうだアリア、これから楽しくなりますよ。いろいろと」
は?楽しくなる?何が?
「マサヤ、どういうことなのよ?教えなさいよ!!」
「それは後のお楽しみってことで!!では失礼アリア」と言って投げキッスをしてきた。
投げキッスなんかするんじゃないわよ!!!
でも、また言い逃げしたし。
マジで何企んでるのか分からない。
とにかく、気を付けないとね!!
それから私は部屋に戻った。
ふぅ何かいろいろありすぎて疲れちゃったから
寝ようかな~~と思ってベッドに入った瞬間
ピロピロピロ~~~~♪と言う電子音が部屋中に響いた・・・・・。
ん?何の音?
そして気づく。
あっ!!この音は・・・TV電話だ!!
誰からなんだろ?
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