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「はぃわかりましたよ、ベーだっ!!!」と言って舌を出す私。


「姫様そのような事をしてはいけません。王女なのですから、おしとやかに、かつ、慎ましくなくてはなりません!!!しかも将来はお妃様になられるんですから」


「妃って私はここの世界の人間じゃないから、関係ないもん!!!いきなり、この世界にきて、王女だとかお妃だとか言われても、わけわかんない・・・。ひっ・・・くっ・・・」と涙が溢れてきた。


「アリア姫様泣かないで下さい。本当にここの世界のアリア姫ではないのですか?」


「だからずっと言ってるじゃない。信じてくれなかったくせに。しかも記憶喪失にまで、されたんだよ」


「すみませんでした・・・。僕はアリア姫あなたを信じます」


「本当に?本当に信じてくれるの?」


「はい信じます」


「ダイキ~~ありがとう~~!!」と言ってダイキに抱きついた。


「あアリア姫様・・・お止めください」と顔を真っ赤にして言うダイキ。


「あっごめんね・・・つい。エヘヘッ」と照れ笑いをした私。


「まっいいですけど。それよりこれから、この国の事を学んでいかなければなりません」


「うんそれはわかってる。ここにいる以上知っておかないといけないもんね!!!」


「その意気ですよ。アリア姫様!!」


ふう・・・。でもダイキに信じてもらえてよかった。

味方(味方か?)がいるってすんごい心強いことだったんだね!!

そしてダイキにいろいろ教えてもらう事になった。


「ねぇねぇ・・・今更だけど、今って西暦何年なの?」


「え?2021年ですよ」


!!!!!!!


「2021年同じ・・・。私がいた世界と同じ時代」


「そうなんですか?それは・・・驚きました」


「私もビックリした」


「ビックリとは、どういう意味ですか?」


そっかこの世界では使ってないんだ!


「驚くっていう意味だよ」


「はぁそうなんですか。変わった言葉ですね」


「あははっ。ダイキにとってはそうなのかもね。私にとってはごくごく普通だけど。でも年は同じでも、私がいた世界とは全然違う。大体、元いた世界では、私一般家庭だし」


「そうなのですか?僕は元の世界でも王女様なのかと思ってました」


「そんなわけないじゃない。だって王様とかもいないしね。元いた世界で1番偉いのは、代々続く天皇家だから」


「はぁ・・・そうなのですか」


その時チャラララ~~~♪と携帯が鳴った。


「あっ電話だ・・・」


「ねぇスマホ知らない?」


「スマホとはなんですか?」


おおっと!!!ダイキに聞いてもムダだった・・・。


「ごめん・・・知ってるわけないよね・・・」

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