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勝利だギューちゃん

第1話

借りたものは返さないとならない。

当たり前。


もし、破損させてたりしたら、弁償しないといけない。


「ねえ、私たちがあなたたちに預けたもの、こんなにしてどうするの?」

「オラに言われても」


文句を言われた。

でも、どこから現れた?


「細かいことはいいの」

「細かくない」


眼の前の人物は、未来人と名乗る。

つまり、未来から来たみたいだ。


「地球は、私たちがあなたたちに預けたものなの」

「それは、よく言うね」


地球は子孫からの預かりもの。

なので、大事にしないといけない。


でも、もう・・・


「ちょっと待て」

「何よ」

未来人は怒りながら言う。


「もし、あなたが未来から来たのなら、コロナは・・・」

「解決するよ・・・この時代から、もう少し先になるけどね・・・」


よかった・・・


「ただ・・・」

「ただ?」

未来人は口を閉じた。


「未来はあなたの眼で確かめて・・・ただ・・・」

また、ただですか・・・


「今のあなたが杞憂していること・・・それは起こらないから」

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