今度は死がふたりを分かちませんように。

作者 月船みゆ

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★★★ Excellent!!!

いや、何がそうきたかを
書くわけには行かないんですけど!
けど言わせてください! そうきたか!

いや、うん、そりゃ「目覚める」わけですよ。
これで目覚めなきゃウソです。

というか待ってこれ、タイトルにすら
言及するのキツくないですか!!!

えーと、読んでください!

一瞬で読めるけど、読んだ時間以上に
幸福な読後感に包まれること必至なので!


まぁ主人公としては塩吐くしかないよねこれ。

★★★ Excellent!!!

 サクッと読んだ後、アレ?と思わせられた作品。

 「目覚めて」と指摘されているのは実は何?
 これが気になってしまった。
 表面だけで言えばBLだろうけれど深読みしてしまう。

 父の年齢を思えば残された時間は娘より当然短い。
 その残された時間の中でオカルティックな何かに目覚めた?
 それとも既に他界している妻への愛の貴重さ?

 「うん、実はどれでも良いし、全てでも良い」
 四度ほど読み直して、やっとこの境地に辿り着いた。


 掌編なのでこの場では詳細に語れないけれど、目覚めた父を見る娘の視線も、語られている言葉と異なり温かい。きっと作者さんのちょっとした願望が反映されているせいのように思う。そのせいか、バカップルの会話のキモさが妙に可愛らしく感じる。

 作者さんの優しさも感じられて、何度読み直しても読後はほのぼのとさせられる作品でした。