第40話「二人の旅行その6」
マリアにはお酒が入ってる状態だが、歩行もしっかりしてるし、全然酔ってる感じはしない。
ということなので、夜の温泉街を歩くことにしました。
夜の湯畑というのは、昼間とはまた違った雰囲気があって、これもまた良い。
「That's beautiful」(和訳:綺麗だね)
「そうだな」
それに、やっぱ夜だと、昼に比べて人が少ない。
どの観光地でもそうだが、やっぱ人が少ないとストレスも少なくて楽しめるな。
とはいえ、湯畑を長ったらしく観察するのも暇なだけなので、周辺を散策する。
「お?」
そして、とあるお店が俺の目に入った。
「What's wrong?」(和訳:どうしたの?)
「この店、入ってみようぜ」
温泉街と言えば、これもやってみたかった。
「射的ゲームだ。やってみようぜ」
おもちゃの銃で、的である景品を射抜くゲームだ。
何というか、風流(?)だよな。
「I'll try」(和訳:やってみるわ)
お酒の入ったマリアが挑戦するっぽいです。
んで、マリアの撃った弾・・・? コルクとも呼ぶべきか。それは、景品には命中した。でも、そう簡単に景品が倒れないのもこのゲームの特徴。
「Regrettable」(和訳:残念)
シュンとしてしまうが、酒が入った状態で、よく的に当てましたね。
んで、どうにかこうにかして、マリアの狙っていたクマさんのぬいぐるみを射抜きました。
結構いい値段したけど、マリアが喜んだので良しとします。
良しとするのはいいけど、さすがに散財しすぎたので、宿に戻ることにしました。
「It's so much fun」(和訳:すごい(とても)楽しい)
道中、ほろ酔いのマリアさんは上機嫌だ。
「そりゃ良かった」
「I want to come again」(和訳:また来たいね)
まぁ、こんな贅沢、一年に一回できるかどうか・・・。
就職して、しっかり働きだしたら話は別だけど、少なくとも、学生のうちはそんな感じかな。
って、俺はいつまでマリアと一緒に暮らす前提なんだよ。
とはいえ、このままだと、それもあり得るのかな・・・。
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