第22話「嫌がってるけど、内心は・・・」


今は夜の十一時。そろそろ寝る時間なのだが、我が家にはここで問題点が一つある。



「狭い・・・」



我が家はワンルームだ。もちろん、ワンルームなので、一人暮らしを想定した作りになっているのだが、それ故、ベッドが一つしか置けない。


まぁ俺が床で寝ればいい話なのだが、それはマリアが断固として許さないので、毎日一緒に寝ている。




一人用のベッドで、毎日寝ている(大事なことなので以下略)。





一 人 用 の ベ ッ ド で 、 毎 日 一 緒 に 寝 て い r(ry





今まで、俺はよく理性保てていられたなと、自分に褒めてやりたいぐらいだ。


まぁそれもあるのだが、純粋に狭いというのもある。


ベッドは壁に沿うように設置してある。


なので、壁側の人は、ほとんど身動きが取れないのだ。


まぁ壁側の人って俺なんですけど。



「なぁマリア」


「んー?」


「狭くないか?」


「No」


「俺は狭いんだが」


「I like this」(和訳:私はこれが良い)


「えぇ・・・」



今の季節はこれでも良いのだが、問題は夏とかの時期だよな・・・。


節約もしなきゃだし、やっぱ一晩中クーラーをつけるのは避けたい。


というか、マリアと一緒に寝るのも避けたい。



「いい加減、一人で寝たいのだが?」


「How come?」(和訳:どうして?)



そう言われてもなぁ・・・。



「襲っちゃうかもよ?」


答えが思いつかないので、とりあえずそう言っておきました。


いやまぁ、俺だって男ですし。というか、マリアってなんか良いが匂いして、色んな意味で刺激が強すぎる。



「あはは、just as you like」(和訳:どうぞご自由に)



めっちゃ笑われました。


なんか、言った自分が恥ずかしい。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る