第16話「適(切な)材(料を、)適(当な)所(に配置する)」
マリアにバイトをしてほしいと伝えて一週間。
なんとマリアさん。適材適所が物凄くすっぽり当てはまるバイトを始めました。
それが、家庭教師だ。しかもドイツ語の。
ね? 適材適所でしょ?
ただ、日本語が通じるのかが少し不安なところだ。
「大丈夫なのか?」
「Yes!」
「まぁ俺の話してる日本語が伝わってるもんな」
「・・・?」
こういう時だけわかんないフリするマリアさんの悪い癖。
「どんくらい稼げそうなのか?」
「2000 yen per hour」(和訳:時給2000円)
「さすがだな・・・」
俺のバイトが時給1120円だから、時給だけで言えばマリアの方が給金は好条件だ。
まぁ仕事している時間が純粋に俺の方が多いので、月収換算すれば俺の方が稼いでいる計算になる。
俺の月収が約7.5万円。マリアが、週三日の二時間ずつなので、月収は約4.8万円。
二人合わせて、一ヶ月12万円。
おぉ、10万円超えたぞ。
夫婦じゃないけど、共働きってやっぱ良いな。
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