ぼくたちの夏は、今日も音符でできている

作者 春川晴人

34

12人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

ハルカという子に焦点を当てつつ、物語は進んでいきます。
ハルカには様々な試練が待っていて、それを乗り越えて成長していく様は面白くもあり、苦でもあります。成長に痛みはつきもの、というのか。
物語を追っていくにつれ、明かされていく事実。その事実は受けいれがたい事実で……。

最後にはハルカさんも納得するようなエンドが待っているのでしょう。

★★★ Excellent!!!

音楽って衣食住とは違い生に直接必要なものではないかもしれません。
けれどもやっぱり音楽のある毎日は人生を豊かにしてくれます。

一緒に音楽を作り上げる仲間がいるのならなおのこと。
フクザツな事情を抱えているメンバーを皆で支えて紡ぐ音符。

物語は完結しても彼らの音楽はいつまでも続き、そのときそのときの感情を音符にのせることでしょう。

彼らの夏は、ううん、きっと秋も冬も春も音符でできている。
そしていくつもの季節を素晴らしい仲間と作る音符で過ごしていけますように。

そんな風に彼らを見守りたくなる『音楽モノ』作品です。

★★★ Excellent!!!

ぼくは、ドラマーだ。

突然のメンバー、ハルカは、ボーカルを任された。

けれども、突如として、楽しい音楽の時間は遮られてしまう。

戸惑うぼくらとハルカに溝ができないのだろうか。

再び、皆で、音符を紡げる日が来るのか。

心象風景が実に繊細に描かれていた。

小物を上手に使われているのにも着目していただきたい。

是非、ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

この世には音楽に人生を変えられる人がどのくらいいるのでしょう。この物語に登場する彼らもまたそのうちの1人1人なのだと思います。
音楽をテーマに書かれた作品ですが、同時にこれは彼らの青春物語。悩みを抱え、それでも折れずに生きようと願う。人生は時に辛く苦しい。
それを救ってくれるのも、救ってくれたのもまた音楽なのだと思います。
ハルカや彼らを見ているとやりたいことを懸命にやることの大切さを思い出せます。
傷だらけになっても、真っ直ぐ歩いていく。
彼らの物語を見届けてください!