第161話 闇病みday
知らないうちに真っ暗闇に堕ちている
目を閉じたほうが明るいほどの闇
そこでそっと息をひそめて
でもどこかほっとしている自分もいる
これほど堕ちてしまったのなら
もうこれ以上堕ちることはない
そんなことを思って密かに
この暗闇の中で笑っている
ああこれは、闇だ。病みだ。
真っ暗な中で笑っている奴なんて
ただの病んでしまった人間だ
それでも別に病んでいる自分もキライじゃなくて
というよりそこまで興味がないというか
要するにこれはただの闇病みday
とりあえず少しの光が差してくるまで
息を殺して生き永らえろ
ただのそんな1日なのだから
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