異世界転生するはずであった男は神の力を喰らい現実世界で暴れる!
青春真っ盛りの小学生時代、親友に裏切られて登校拒否。
周りの目が怖くなり外にも出れなくなるのが日常、部屋の中でテレビゲームをする毎日。
中学に数回行くもやはり登校拒否。
高校に数回行くもやはり登校拒否。
幽霊が見えるようになって幻覚だと言われて強制入院。
自分がなぜこんなぐちゃぐちゃな人生なのか、考えれば考える程、裏切っていた人達を殺したくなる。
勉強に目覚めてもやはり挫折。
病院から計画を立てて脱走するも連れ戻される。
大人になって畑の仕事をするも一部の自分勝手な奴らに巻き込まれて殺人願望が破裂しそうになる。
頭の中は殺人、殺人、殺人に包まれていく。
でも紫龍神童子にはそんな力はなくて、ただただ従順に従う毎日。
精神科には通いつつ精神に異常がないようにふるまう。
畑の仕事場には殺したい奴らがいるが、にこにことあいそをふりまく。
こんな人生で何が楽しい。
もっと心を爆発させたい。
情熱の心を持って。世界を変えたい。
神童子は自分のような人間がこの世界に沢山いる事を知っている。
彼はホームページを開設していた。
そこには世の中で生きづらい人達が集って意見を言い合う提示版であった。
荒らしなどがたまに来るが、皆は荒らしに対しても話しかける。
荒らしにも色々な悩みがあるからだ。
そんな毎日が続くと思っていた。
お金がなくなり数か月飲まず食わずだった。
意識が遠くなると神様からの声が聞こえた。
場面は変わり沢山のゲートがある光の世界にやってきた。
そこには美女の神様が微笑んでいて。
「さぁあなたは死んだ。異世界に行きなさい」
「だが断る」
俺の欲望はもう爆発していた。
「お前を喰らう」
本能がそうさせた。神童子は美女の神を喰らった。
彼は神の力を手に入れた。
代償は大きくついたが、神童子はやりたかったことをするのだ。
「世界の開拓だ!」
恨みを晴らし、おかしな奴らを破壊するため。
爆裂、爆発、爆風。
神喰らいし者が世界を変える為、今立ち上がる。