第48話 夏の影
あなたの手が恋しい季節になりました
優しく肩を抱きしめる
ほんのりとしたぬくもりが
愛しい季節になりました
夏の間はどんなに遠くても
寂しささえも感じなかったのに
朝
月の雫が涙のように
すぅっと、、落ちていくのを見た瞬間
あなたのその温もりに逢いたいと
切ないほど胸を締め付けます
辺りの夏の影はいつの間にか薄れて
澄み渡る空の青にも
流れてゆく風の白にも
秋が見え隠れしている
ポツンと咲いていたコスモスが
わたしにおじきをするように
揺れて・・・・
無性に
あなたの
そのふんわりと優しい温もりに
包まれたくなりました
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます