どんな日でも、君となら


「夜から大雪らしいな」


「え、やった!」


 放課後。幼馴染の無邪気な返事に耳を疑った。

「なんで?」


「なんでって……?」


 マジかこいつ。


「だって寒いし歩きにくいし……」


「一緒に雪で遊びながら登校するの楽しいし!」


 続けられた言葉に、どんな日でも笑って歩く彼女を思い出して、顔が熱くなった。

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