いつもと違う君だけど


「あれ、眼鏡なんてしてたっけ?」


 隣の席に座る君の見慣れない姿に、俺は思わず聞いていた。


「朝急いでて、コンタクト忘れちゃったんだ」


 照れ隠しとばかりに頬を赤らめ、はにかむ彼女。


「ふーん」


 つい素っ気なく、俺は返事をしていて。


「どうかな?」


 そう聞いてくる君は、やっぱり可愛かった。

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