夏の日の出を、君とともに
午前3時半。日の出まで、あと2時間程。僕は、闇に包まれた街中を歩いていた。聞こえるのは虫の鳴き声と、葉擦れの音だけだ。
暫く歩き、通学で通る道を外れて階段を登り、高台の公園へ。
「遅い〜!」
闇夜に光る街灯の下で、夜にもかかわらず君は叫ぶ。
そんな様子に苦笑しつつ、僕もごめんと叫んだ。
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