君と一緒なら怖くない


 正面からの猛烈な強風に、思わず顔を背ける。


「台風が来るらしいね」


 見ると、隣を歩く幼馴染も同じように顔を背けていた。


「今日、家にひとりなんだよね……」


「へ、へぇ……」


 不安げな顔つき。ある予感が脳裏を過ぎる。


「だから、お泊まり会しよ!」


 強がる笑顔に、僕は頷くことしかできなかった。

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