六月病?


 2限目終了と同時に、私は机に突っ伏した。


「おい、次移動教室」


 前の席から声がするけど無視。


「なんとか言え」


「五月病〜」


「バカ、もう6月だ」


 そうこうしているうちにも喧騒は遠ざかっていく。


「……サボるか」


 真面目な彼の言葉に、私はハッと身を起こした。


「次。隣いないとやる気出ねーし」

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