同じ(2話)

搭載

題「シャープペン」

カチ

始めの弾丸、1発目ファーストが出た。

カチ

2発目

カチ

以下略で全部で12発の12発目の最後が出た。

2発目か11発目までの兄弟がかりで最後の12発目に言った。

お前は何にも出来ないなと。

すると1発目が言った。

「出来る」

と誰かが言った。


ここで割り込むが同じ1話のあんた何?と言った自分だ。なので搭載から始まって、と誰かが言った。と言ったと書かれた地の文とは違う。歴とした人間の自分だ。

ここで変な所をあげる。1発目が言ったと言っているのに、出来ると言った後には、と誰かが言った。になっている点だ。

1発目が言ったと書かれているからには1発目が言った事に限定されるという事は確かだろうが、と誰かが言ったという事には1発目がフザケテ書いたか?

不敵な笑みを浮かべている点で1発目が書いたというかそうしたという点は高いが、

それはほっとけば分る事だろう。

何にしろ。こいつら人間の姿をしているのは擬人化で、人間では無い事は色々書かれているし、書いて無くとも分る。

よし。またほっとくか。



その声の主の2発目と11発目がその出来ると言った、1発目の兄を見た。

「当たり前に」

するとそれに2発目から11発目が言った。

「それって兄さんが仲間になってラストと二人でって事だろ?無理がある」

と言うと

「1から最後までそっちの方が長いだろ」

とファーストが言うと2番から11番がそれを見ると

「当たり前だろ?」

規則的に伸びるシャープペンの芯。


ほっとくと言ったまたまた自分だが、その声の主の2発目と11発目がその出来ると言った1発目の兄を見た。と書かれているが、その声の主の2発目と11発目がさっきと同じ様な事になっているというか、その声の主というのは1発目だろうに2発目と11発目がその声の主となっているし、その出来ると言った1発目の兄ともなっている。

「当たり前に」

と言っているのはファーストだろう。か?自信が無くなってきた。


「ラストだけじゃ何も出来ないのには変わりは無い」と2から11の兄弟が言うと、

「寧ろだけじゃない方が余分だ」

とファーストが言うと

無理があるだろとそれを見ると

「最後が決めれるのは最後だけだ」

とそれに。

「1本だけじゃ無理がある」

とそれに無感情に言うと

「弾が無い方がいい。それだと同じだ」

カチと言う音が制限無く出る。


「いくらでも搭載出来るか1本だけじゃなく最後が無いと」

次から次へと1本、2本、3本とノックする事に

「なら寧ろ最後が邪魔だろ」

とそう笑って2から10発はもう何も見ないで歩き出すと、

それに11発目も歩き出すと、

「制限無いのは無理があるだろ」

とそう言って笑うと

1から11発目もそれに笑った。










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