歴史の謎に科学を持って解析してみるのも面白きこともなき世を面白くしてくれるでしょう。
当時の学問では計り知れなかった坂本暗殺事件の詳細が、現代の法医学を以て解き明かされます。現場の遺留品や証拠から暗殺者の真相を明らかに。
大学研究所で働く教授様かと思う内容!1867年12月10日坂本龍馬暗殺投稿日の今日は命日……歴史に興味のない方も、ほんの少し時代に思いを♡
カクヨムにて小説以外の作品を読むのは初めて。坂本龍馬の暗殺を、現代における可能な視点で考察される。都市伝説や陰謀論に多く登場する、龍馬暗殺。医学的視点から語られる事は、目にする事が珍しく、新鮮だった。
坂本龍馬、暗殺。この事実は当時の日本中を震撼させた……のではなかろうか。さて、この暗殺は謎が多い。首謀者は、当時京都所司代の管轄下にあった、見回組の隊士7名であったことは確実であるそうだ。だがしかし、実際に彼を斬殺した人間は判明していないそうだ。かの御方をば、あの世へ送りし者は誰ぞ。その謎に、最新法医学を用いて肉薄していく。歴史好きには堪らない作品となっている。法医学の知識がなくとも楽しめるように書かれているので、誰が殺ったのか気になった方は読んでみては如何だろうか。
坂本龍馬の暗殺を法医学という専門的な視点から分析していますが、専門的な知識がなくても、内容を理解するのに支障がないくらいにわかりやすく解説されていました。