第253話 レイナウトも続く!
「じゃあまずは手を置いてくれるかい?レイナウトがこのまま遊び人になれるか調べよう。」
「わかった。そして選択肢に遊び人があればそのままジョブチェンジとセカンド・サードジョブ全て遊び人に選択しよう。」
● ● ● ●
<レイナウト・モレナール>
選択可能なセカンドジョブ・・・・
選択可能なサードジョブ・・・・
● ● ● ●
「遊び人がないね。」
「そうか、残念だ。セシルと同じで何かが足りないのかな?」
「セシルが装着した指輪等を試してみるかい?特に運関連。」
「そうだな。クラスチェンジの項目にもきっと遊び人は出ないだろうから、そうしよう。やはり遊び人というのは運が必要なのか。」
僕とレイナウトはセシルの所へ向かいます。
既にセシルは復活していました。
「セシル、もういいのかい?」
「う、うん、そのデルク、色々すまない。変なモノを触らせてしまったようだ。」
「えっとその・・・・【うわ、意識しちゃったら恥ずかしくなってきたよ】。とても素敵な感触でした。」
「あう・・・・【デルクってどうしてこう優しいんだろう?こんなお粗末なのを素敵な感触って・・・・うわあ恥ずかしい】そ、そう?。」
「う、うん・・・・あ!そ、それより、レイナウトも今からするんだけど、その遊び人が出なかったんだ。だからセシルの装着していた指輪とか、レイナウトに装着してもらって挑みたいんだ。」
「ん。わかった。一寸待って。」
セシルは色々外しています。
そしてロースが、
「頑張ってねレイナウト!」
「ロース、頑張るのはデルクだ。僕は単に選定板へ手をかざすだけだからね。」
「それでもよ!でもこれってデルクだから選択できるのであって、普通はあんな風に選択できないのよね?」
「それに関しては教会へ行ったけど確認しなかった。まさか選択肢が出てくるとは思っていなかったから。」
そう思ったんだけど、ふと疑問に思った事があります。
ファーストジョブの転職。
これは確か普通に選択肢が出るはずなんです。
レベル5になれば現在転職できる職業の一覧が出て、その中から選べるはず。そして上位職へクラスチェンジ、ランクアップというべきなのかな?つまり上位互換へアップするんだけど、それが可能な場合には表示が出る事に。セシルの場合神聖騎士の上位職が無かったからクラスチェンジできないと表示が出ていたけれど。
この辺りも色々ありそう。
こんな事なら今までどうやっていたのか確認しておけばよかったなあ。
しかし誰が予想できるの?できないよね?
僕がそんな事を考えていると、セシルから受け取った装飾品をレイナウトが装着していきます。
例の運が上昇するアイテムも。
「よしデルク、もう一度やってみよう。」
再び選定板に手をかざすレイナウト。
僕も触れると・・・・
● ● ● ●
<レイナウト・モレナール>
選択可能なセカンドジョブ・・・・
選択可能なサードジョブ・・・・
● ● ● ●
そしてその項目の中に・・・・あった!遊び人だ!!
「では早速セカンドジョブを遊び人にしよう、その後はサードジョブもだな。」
セシルと同様にレイナウトはセカンド・サードジョブを順次遊び人にしていきます。
「デルク、今度はファーストジョブだ。」
レイナウトは一切の迷い無くファーストジョブも遊び人に変更していきます。
● ● ● ●
<レイナウト・モレナール>
現在クラスチェンジできる条件を満たしていません。
転職可能なファーストジョブ・・・・
● ● ● ●
あれ?魔法戦士は上位職なのに、さらに上があるんだ。でも条件を満たしていないんだ。何だろう?
流石に何をとは出ないんだな。
「クラスチェンジはできないか。残念だが多分剣聖だろう。まあ今はそれを目指していないし、遊び人に転職だ。」
レイナウトもあっさり遊び人を選択していました。
これでレイナウトも全部遊び人。
でも剣聖って剣を極めた存在なんだよね?
魔法を使える戦士の上位職が剣聖?分からないな。
でも陛下は剣聖になったんだ。きっとそこに答えが・・・・あの陛下にそれを期待するのは無理かな。
「次は私ね?」
ロースもやる気に満ちています。
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