第114話 いよいよ99層へ
宝石を拾い・・・・まあ原石なんだけど・・・・収納かばんを新たに制作し、装備も充実。
既にレベル上げ以外はもう今の所、このダンジョンからの脱出に関して出来る事はし尽くしたはずなので、いよいよ99層へ向かいます。
その前に一応対策を話し合います。
「何が出てもいいように、装備は充実しているはずなんだ。だけどもし飛行タイプだと厄介なので、3人とも投げナイフを渡しておくね。」
以前鍛冶スキルを上げるため、大量に打った短剣。
投擲スキルのレベルアップに多大なる貢献をしたのですが、打ち過ぎたはずなのに、収納かばんのおかげで全て収納が出来たので、あれだけ魚エリアで使ったのに全然減った気がしません。
「分かったよデルク。以前使ったやつだろう?まだそんなにあるのかい?例の魚エリアで相当使ったはずなんだけど。」
レイナウトは納得してくれたけれど、あの時使ったのはほんの一握りだよ?
「あのナイフ投げやすかったけど、まだ沢山あるの?」
ロースも僕がどれほど打ったか分かっていないみたい。
「また投げ捨て?」
セシルは僕の打った短剣が使い捨てになるのが嫌なのかな?
「まだまだ沢山あるから、どんどん投げてね。まあそう言う相手だったらだけど。」
各々の収納かばんに移し替えます。
1人頭100振り程渡したけれど、まだ沢山残ってるなあ。
「大切に使う。」
「いやセシル、投げ捨てだから惜しみなく使ってね。まだ沢山あるし。」
「一体どれほど打ったんだい?」
流石のレイナウトも驚いてる驚いてる。
「数えてないからわからないよ。足りなくなったらまた打つしね。」
さて行きますか・・・・
・・・・
・・・
・・
・
98層から99層へ向かう階段の前に到着したデルク達4人。
「最初は様子を見て、戻ろう。」
デルクの提案に3人は頷いています。
ここは99層。
未だ70層以降の報告例が全くと言っていいほど無いこのダンジョンにおいて、99層は全くもって未知の領域。
なのでもし簡単に仕留められるとしても慎重に行動する必要があります。情報は大事。
こんな下層なのでそうならざるを得ず、もし臆病者と謗る者がいれば、恐らくこのダンジョンでは生き残れないだろう。
で、99層へ突入。
「ワイバーンだ!」
デルクは商人のジョブで鑑定を行い、結果魔物がワイバーンとわかる。
「一度戻ろう。」
レイナウトも即時戻る事を提案。
4人は戦う事なく戻ります。
ワイバーン:ドラゴンの亜種とも下位互換とも言われる小型の飛翔竜。
その体の大きさに似合わぬ大きな翼をもつが、飛ぶのは主に魔力を用いる。翼は飛翔を制御する場合に使う。
やっぱり飛ぶんだ。投げナイフで何とかなるかな?
魔法は?
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