魔王さま
バブみ道日丿宮組
お題:俺と魔王 制限時間:15分
魔王さま
「おはようございます。魔王様」
「あぁ、おはよう。そっちは元気そうだね」
「わかりますか? 昨日カジノで勝ちまくってたんです」
「ギャンブルかぁ……それにいかなくても困らないぐらいの給料のはずなんだがなぁ」
「あぁいうのは暇つぶしですよ。当然レートが高いところにはいきません。下手すると、500万以上が数分の内に消えてしまいます」
「俺がやってるソシャゲみたいなものだな」
「魔王様はソシャゲで稼いでるじゃないですか。ソシャゲで稼いで、ソシャゲで遊ぶ。他の人にはなかなかできないユーザーですよ」
「配信であろう? 身近にいる魔王というキャッチフレーズで動画投稿してるが、確かに結構な広告収入はもらってるな」
「他にもアプリ参加したり、CD作ったりとか、忙しいですよね」
「お前にはいろいろ助かってる。わからないジャンルばかりが手元に残ってしまったからな」
「昔やってたことの応用ですからね」
「お前は流行らなかったんだっけか」
「はい。見事に再生速度はあがりませんでした。コメントくれる人はいたんですけどね。継続心ってのがわかなかったです」
「今やれば、かなりの人がお前を見るだろう。いろんな情報が聞けるとわくわくするであろう」
「王城の情報を簡単に出さないですよ。魔王の側近って何やってるんだとかそういうレベルではありそうですがね……」
「イベントとか、魔王城であったことを話すくらいならいいだろう。あとはそうだな。王城で○○してみたってのも面白そうだ」
「それってあとで俺怒られませんか?」
「事前に告知しておいてくれれば、執事たちに伝令は出す。なかったら、重罪になるか? まぁそこはやってみてのお楽しみというやつか」
「はぁ……それなら大丈夫そうですが、それだったら魔王様がやったほうがヒットするんじゃないですかね。魔王城の内面を映し出せるし、怖くないところだって見てる視聴者がわくわくしてくれるかもしれない」
「魔王城の社員、魔王軍の兵士に興味を抱くってことか」
「そうなりますね」
「ならば、簡単なものを作るとするよ。夕方にあげるから、その時チェックして欲しい」
「あまり凝ったものにならないことをはじめにいっておきますよ。派手でなく、面白さは少し、魔王らしさが少し。そんなのができるといいですね」
「わかった。とりあえず今日の仕事を始めることにするさ」
魔王さま バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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