Session5-7 フィッシング!(前編)
冒険者たちはそれぞれ、釣り竿を手に釣りを開始します。
釣れる魚は、達成値に応じてGMがあらかじめ用意しておいた表からランダム。
達成値が高ければ高値で売れる魚が釣りやすいのですが、マイナスになるものもあり……。
オルフ:【スイトリイカが釣れた! 7G。 危険感知11に失敗すると、MPが3点減少する。】(ころころ)グワー!失敗!
GM:オルフのMPに3点のダメージ! しかし7Gで売れるぞ。
オルフ:「これは……イカか? ……!?」 吊り上げて手に取った瞬間掌から魔力を奪われる。
GM:脳裏に漁師の声が響く。「そいつはスイトリイカだ。美味だが、近場にいるとマナを吸い取られる。魔術師さんにとっちゃ大惨事かもな!」
シュシュ:このおっちゃん脳内に住んでない?
シンカイ:イマジナリー漁師。
シュシュ:じゃあ次は私が……(ころころ)【スズキが1d匹釣れた! 1d×5G。】
オルフ:いっぱいつれたね。……果たして本当にいっぱい釣れたかな?
シュシュ:えいえい(ころころ)3!
GM:3匹釣れた!
イスデス:けっこう釣れてる。
GM/イマジナリー漁師:「スズキは出世魚だ。成長すると名前がどんどん変わっていくぜ……お前さんたちは称号をつけねぇのかい?」かい? かい? ……。
シンカイ:次はわたくしが!(ころころ)【マナシイラが釣れた! 80G。 大物だ。魔力が奪われていく。MPが3点減少する。】
GM:シンカイのMPに3ダメージ!
アルクトス:判定すらないんだけど!!
GM/イマジナリー漁師:「おおっと、こいつはマナシイラ……海辺ではめったに釣れねぇ大型魚だ。こいつも周辺のマナを吸収して生きてやがる、気をつけねぇともってかれるぜ!」
イスデス:「そーれ!フィーッシュ!!!!」(ころころ)
【エイが釣れた! 25G。 大物だ。】
イスデス:「ふむ、中々! いいエイじゃあないか」
シンカイ:「気合が必要ですわよ、イスデス様、そーれ!」 違う釣り方。
GM/イマジナリー漁師:「エイじゃねぇか! 大タコに追われて逃げてきたようだな……大きさに比べて値段はそれほどじゃねぇが、まあよしだ!」だ……。だ……。
アルクトス:「さっきから、何故か漁師の男の声が脳内に響くのは何なんだ……」(ころころ)【ウツボが釣れた! 15G。 危険感知12に失敗すると、HPが3点減少する。】
イスデス:これはこれでセーフな方。
GM:アルクトスは危険感知どうぞ!
アルクトス:(ころころ)15で成功。
オルフ:かしこい。
シュシュ:顔が良い。
GM:成功! ウツボのカウンターを見事にいなしてキャッチだ!
アルクトス:「……」がしっ。釣られた勢いで襲い掛かってくるウツボを鷲掴みにする。
GM/イマジナリー漁師:「やるじゃねぇか! ウツボは鶏肉に似た味ってんで、わわりと人気の食材だぜ。凶暴で鋭い歯を持つんで、カウンターに注意しな!」しな! しな! ……。
アルクトス:「いつだったか、こいつを素潜りで捕って丸々煮えた油にぶち込んだ男の話を読んだことがあるな」
シンカイ:「あぁ~。『無人島生活の神様』でしたっけ。懐かしいですわ~」
オルフ:「危険だろう、それ……」
アルクトス:「素材が良いから普通に食えたらしいが、実際はどうなのだろうな」
シンカイ:昔図鑑で見たんですが、ウツボの歯は内側、つまり喉に向けて生えているので、万が一噛まれた時は「押しこむ」ようにすると、スムーズに抜け出せるそうです。
イスデス:かえしみたいになって逃がさないようになってるんでしたか。
アルクトス:へぇー。
イスデス:「ありがとう漁師さん……あなたから得た知識のおかげです……」
オルフ:これで1ラウンド目が終わりか……。
GM:なおライズは。(ころころ)【14:イシダイが釣れた! 50G。 大物だ。】
シュシュ:つよい。
イスデス:おお。
GM/ライズ:「あっ……あっ? なんかめっちゃたかそうな予感っ!!」ざばん、と飛沫が上がる。ライズの釣り竿には、高級魚のイシダイが針にかかっている。
シュシュ:「おお……厨房で見たことがありますがタイの一種ですね。大物で御座います」
GM/ライズ:「いぇーいぴーすぴーす! オイラ釣りして稼いでもいいなーー!!」
GM/イマジナリー漁師:「イシダイ! 防波堤釣りの王様だ! コイツを釣り上げられれば一人前だ……と言いてぇが、まあ運によるな! ガハハ!」
GM:第2ラウンドだ。照りつける日差しは砂浜で反射し、きらきらと輝く。
波の音をバックに釣り糸を垂らし、大物を狙い、時に魚に噛まれながら一喜一憂する。
シンカイ:「はー……」波打ち際で釣りしながらぼんやりする御嬢様。「待つ時間も至福ですわー……」
シュシュ:「……波の音が静かで……ふああ……少しうとうとしてきます……」
アルクトス:「……」釣り糸を垂れながら煙草をふかして考え事。
オルフがウツボ、シンカイとイスデスがエイを釣る中、
引き続き出目の良いシュシュは大物のシマ アジ(40G)を釣りあげます。
GM/イマジナリー漁師師:「シマアジ!アジの中で最大級、最高級の魚だ。味もいい、煮付けやフライにぴったりだ!」
イスデス:釣りキチ、シュシュちゃん。
アルクトス:フィッシングシュシュ、略してフィッシュ。
シュシュ:一般技能の生やしどころ決まったか……。
GM/ライズ:「がんばれシュシュ―っ!!」応援してるよ!
オルフ:「気を抜くなよ、デカいぞ」
イスデス:「……ふがっ!? おお、シュシュちゃんがまた大物を……!」
GM/ライズ:「天才! すごい! りょうしのさいのうある!!」
シンカイ:「これは蛸云々の事がなくともあの漁師様たちに任せると至福になりそうですねぇ~」
シュシュ:「え、えと…凄いのでしょうか」えへへと笑い、魚を持つ手と逆の手で頭を掻く。
オルフ:「ああ、間違いなくすごい。……まさかこんな才能が……」
アルクトス:私は……(ころころ)【気のせいだった。】紫煙ゆらゆら。
シュシュ:"無"を釣った。
GM/ライズ:「アルクトスは……ううん、まだかかってないねーっ?」
アルクトス:「まあ、そういう事もある」
GM/ライズ:なおライズ。(ころころ)
【ミノカサゴが釣れた! 6G。 生命抵抗力判定13に失敗すると、3点の毒属性の魔法ダメージを受ける。】
シュシュ:結構辛いダメージ。
GM/ライズ:「ふんっ!!!」フェロー特性、ダメージ無効。
アルクトス:ずるい。
シュシュ:つよい。
イスデス:やったぜ。
GM/ライズ:「よーしっ!釣れた!!」とげとげした魚だ。「……。これ食べられるの……???」
イスデス:「おお、ごてごてしてるが美しい魚じゃないか。海にはこんなのもいるんだねぇ」
オルフ:「さあ……後で漁師に報告に行ったときに聞いてみればいいんじゃないか」
シュシュ:「……え、えと……棘は外側だけですのでおそらく……」
GM/ライズ:「うーん。期待しないでおこうーっと」ぺいっと生け簀に放り込む。
第3ラウンド、筋力基準の判定。
オルフは意気込むが、釣れたのは2Gのアジ1匹。
(オルフ:さっきから釣りの出目がずっと5以下なんだよな。)
(アルクトス:"釣りの才能がない"オルフェウス。)
(オルフ:“魚から6点ダメージを受けた”オルフェウス。)
シュシュは鮮やかな青と黒、ワンポイントの黄色が目立つきれいな魚、ナンヨウハギを釣り上げます。大物ではないが、価値は高めの10G。
GM/ライズ:「すごーい! かわいー! きれーい! なんだか食べるの、もったいないね」
シュシュ:バケツにぽちゃんと入れ、きらきらした目で観察している。「そうですね…宿で飼えないでしょうか」
GM/ライズ:「そっか、売らないで持って帰っていいんだ……それまでちゃんと生きてるかなあ?」
オルフ:「……そんな気に入ったのか?」
イスデス:(ころころ)
【空きビンが釣れた! ……洗って磨けば引き取ってもらえるだろう。 1G。】
シュシュ:それも飼っていいよ。
オルフ:空き瓶も飼う?
GM:ペット、空き瓶。
アルクトス:水槽に入れておけば家になるでしょ。(ころころ)
【空きビンが釣れた! ……洗って磨けば引き取ってもらえるだろう。 1G。】
一同:(笑)
オルフ:「……なんか急に魚以外が釣れ出したな」
アルクトス:「丁度灰皿が欲しかった」
シンカイ:(ころころ)
【チキングラント(イサキ)が1d匹釣れた! 1d×3G。】
1dは6匹、爆釣!
イスデス:大量!
オルフ:いいですねぇ。
GM:イサキは小型だが旨味が強く、安価ながら美味だと有名だ。お宿亭でも焼き魚として出ることもあるだろう。
シンカイ:「ふーむ。小物が多くなってきましたが、まぁよいものは良いのでヨシ。わたくし個人としてはこう……焼いてかぶりつけるような魚も至高なのですが……」
GM/ライズ:なお……(ころころ)
【ウツボが釣れた! 15G。 危険感知12に失敗すると、HPが3点減少する。】
「ふんっ!!!!!!!!!!」ノーダメ特性。
シュシュ:フェローを活かしていく。
オルフ:「向かいにでも移るか」
GM/ライズ:「はーい!」ウツボにがぶがぶされながらオルフについていく。
アルクトス:「食われてるが」
GM/ライズ:「このくらいへっちゃらへっちゃら!!いたいけど!!」げしげし。
オルフ:「へっちゃらじゃないが」取り外しつつ「痛いだけじゃなく傷口に何か入ったら危ないだろう、気を付けろ」水で流したりしてました。
アルクトス:一瞬傷口に海水やってるのかと思った。
オルフ:真水です!!!(笑)
GM:なんやかんや面倒見のいいオルフくん。
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