Session5-1 海都からの依頼

シュシュ:では今回も、【幸運は星の導きを知る】を使用します! もちろん全員へ。(ころころ)

行為判定+1バフの成功者は~……よし、自分以外全員。

アルクトス:自分以外。

シュシュ:自分を占うのは厳しい……。-4ペナルティがかかりますからね。

シンカイ:しゃーない。

シュシュ:でもって、減ったHPとMPを〈救命草〉〈魔香草〉で回復。(ころころ)2つずつ使用して、減った分を共有資産で買い戻します。さあGM! 幸運の鍵くーださいっ!


GM:はーい! 今日のラッキーアイテムはー!

シンカイ:ネクストコナンズヒント!

オルフ:ネクストコナンズヒントだったら凶器じゃん(笑)。


GM:『釣り竿』!!

シュシュ:釣り竿!!!

オルフ:わあー。

GM:所持品に釣り竿が入っている場合ラッキーだ!

アルクトス:釣り竿……っていくら?

シュシュ:ふむん、AWとETには載ってないな。

GM:じゃあ……100G! それに名誉点10を払うと、『使いやすい釣り竿』が手に入るものとします!

イスデス:買った! ちゃりん。

シュシュ:わぁい、使いやすいの買います!

アルクトス:必要になったら買いますね。

オルフ:ラッキーアイテム釣り竿ですよって言われて、1万円出すかっていうと……(笑)まあ冒険者だから出しますが。

シュシュ:シュシュは前回みたいなときにお魚で料理がしたくなりました、はい。

GM:冒険者ってすごい。……ていうか釣り竿って相場どのくらいなんですかね……?


オルフ:だーいぶピンキリだと思いますが……。

GM:(調べる)……2000円くらいから10万くらいのまであるらしい。……2000円のなら20Gでいいな。20Gで棒に糸ついた釣り竿が買えます!!

シュシュ:100Gのにしとこ。

シンカイ:ハーヴェス国産、爆釣セット100G。

オルフ:いっか、100Gくらい。電撃漁をやるって言いだした時に止めるために、釣竿を買いました。

一同:(笑)

シンカイ:誰ですの、そんな犯罪まがいな事を堂々と言い出す不貞の輩は!? なます斬りにして差し上げますわ!

アルクトス:女将、お願いします。

シュシュ:シンカイの刺身、シンカイ魚ってな。



GM:では、やっていきましょうか! 5話!

一同:よろしくおねがいしまーす!!



前回の依頼から、おおよそ3週間ほどが経過した頃のお話。

君たちが"悪魔の分け前"から連れ帰って来たベスティア、ライズは、雀のお宿亭で保護され、本人の希望もあって冒険者として働き始めました。最近は食堂やホールを走り回る獣人の姿が見えることでしょう。

8月上旬、午前10時ごろ。

グランゼールの夏は、7月が一番暑く、8月に入れば徐々に気温は下がってきます。

とはいえ、日中は30度を超すこともあり、暑さ対策はまだまだ必要です。

8月の設定は、以下のようになっております。

https://kakuyomu.jp/works/16816452220454467991/episodes/16816452220613087316



GM:君たちにはこの数週間、大きな依頼こそないが、かんたんな護衛依頼や調査依頼などをこなし、生活に困らない程度に収入を得ていただろう。

イスデス:走り回る獣人2人の図。

オルフ:ライズ君熱中症になりそう(毛皮)。水飲ませなきゃ。

シュシュ:こくこく。

GM/ライズ:「暑いけど! 暑くないよーっ!」

オルフ:「どっちだよ……」子供のスタミナは無尽蔵だな……って。

アルクトス:「(暑い……)」

GM/メイベル:「ライズはホントに元気ねぇ……」やや呆れながらも、子供には甘い店員勢。

イスデス:「あの毛の量で倒れないか心配だなぁ」

シュシュ:「(今日も暑い…けどここ風通しいいしそこまで苦じゃないかな)」

お皿をきゅっきゅと拭きながら自分の顔を写す。

シンカイ:打ち粉と油は済ませたので、風と日に刃を当てて刀の検分中。

イスデス:「拙は夏毛だからそこまで暑くもないんだけど」

オルフ:「ライズ、あんま走り回るなよ」奥の方でなんかお仕事をしつつ。

GM/エミディオ:「体力があるのはいいことだ。……イスデスは砂漠出身なのだろう? 暑さには耐性があるのだろうね」

イスデス:「ああ、これぐらいの日差しぐらいはね。個人的には湿気の方が困るぐらいさ」

シュシュ:「あ……ライズ様、転ばないようお気をつけて……」少し離れたところから

GM/ライズ:「はーい! お皿割ったら怒られるからねっ!」

シュシュ:耳を垂らしていると蒸れるので定期的にぱたぱたさせている。


アルクトス:メイベルに注文しよ。「トールアイスライトアイスエクストラミルクラテ」トールサイズのアイスラテ氷少なめミルク多めの意。

GM/メイベル:「はいはーい、トールアイスライトアイスエクストラミルクラテいただきました~」

イスデス:「(アルク殿は何か新しい魔法でも覚えたのかな……)」干し梅ときゅうりモグモグ。

GM/エミディオ:「ふむ……コーヒーの種類も増えたものだな」

GM/メイベル:「アンタが冒険者のリクエストほいほい聞くからでしょが」

GM/エミディオ:「……」背を向ける。

オルフ:「誤魔化せてないぞ」

GM/メイベル:「なんでもできるのはまあ凄いんでしょうけど、ほら見て。食堂の壁にメニューがぎっしり。最近はパインサラダが人気みたいなんだけど……」

オルフ:「すごい量だよな……食材の仕入れとか出来てるのか?」このメニューの数だと大変そうだなぁと。

GM/エミディオ:「まあ、日によっては作れんこともある。だが、お宿亭の地下に質のいい冷蔵魔動機があってな。一応、そこで保存してある食材を組み合わせて作れるものなら、まあ……そこそこはな」

オルフ:「はぁん……」花形の迷宮に関わらない割にほんと色々充実してるよなぁ。

イスデス:「最近ではゲン担ぎにすら使われているらしいね、パインサラダ」

シンカイ:「あらあら、まぁ♪ 父に教えて頂いたゲン担ぎが皆気に入ったのかしら、素晴らしいですわ♪」

イスデス:「あの噂の発祥元、君かぁ」

シュシュ:「……何故でしょう。あれをあまり皆様に振舞いたくありません……」きらりと光る水晶玉を見て。

シンカイ:「亡き父曰く出立前にパインサラダを食し、ステーキ弁当を携えて戦場に赴き帰ってきた者こそ、エレガントたりえるそうですわ」多分ウソチクです。

アルクトス:「意味が分からん……」

ジャンくん(シュシュ):そういえば変温動物なので涼しいところでひっくり返ってます。

オルフ:かわいい。



GM/クレナイ:厨房から料理の音がし始めると同時に、クレナイが依頼書を持って食堂へやってくるだろう。「……ジャンはそこで寝てるでちか……」

シュシュ:「あっ……お邪魔でしょうか。すぐに退かしますね……」うーん! うーん! >< と尻尾を引っ張る。

オルフ:「クレナイ、何か用事か? エミディオは厨房だが」

アルクトス:「(やたら長い注文だが、要はアイスラテを飲んでいる)」

GM/クレナイ:「ええと……チュン、オルフ! ちょうどよかったでち! 久しぶりの、ちょっと大きめの依頼でち。 実力的にも、人数も揃ってるでちね……」

イスデス:「おや、依頼か」ピクンと耳を向ける

オルフ:「…そっちか。分かった。」 じゃあ全員集まれるサイズのテーブルを1個確保しておきつつそこで待ってよう

アルクトス:できる男。

GM/クレナイ:ホールにアルクやイスデスなどが揃っていることを確認して、声をかけてまわる。「海の都、ハーヴェス王国からの依頼でちよ。どうでち? 海、行きたくありまちぇんか?」

GM/ライズ:「うみ! ……って何だっけ?」ライズはまだ野生児気味だ。

イスデス:「広い湖みたいなもの、でいいんじゃないかな?」

シュシュ:「はぁ……はぁ……う……海ですか……?」ジャンくんを引っ張り疲れたのか汗だくで。

オルフ:「ハーヴェスか……」

シュシュ:「……そういえば私も……行ったことはありませんね……」

イスデス:「ついに他国へですか。なかなか楽しそうな話で」

アルクトス:「しかし、随分と急な話だが……」


オルフ:ハーヴェスの夏はここより熱いんだろうか、涼しいんだろうか。

GM:おそらくハーヴェスの夏は……ここと同じくらいかな。ラージャハは死ぬ。ユーシズは涼しめ、ダイケホーンは雪。

シンカイ:「まぁ……わざわざ本国から? ちょうどいいではありませんかオルフ、里帰りですよ里帰り!」

オルフ:「俺に里はねぇ。が……水辺に行くのは悪くないな」

シンカイ:「んもう!」

ジャンくん:『ほう、海となっ』皆の前にごろごろと転がってくる。

シュシュ:「んもう……!ジャンくん、あんなに動かなかったのに!現金なんだから」潰されたまま頬を膨らませてぺちぺち。

オルフ:「何より、わざわざ俺達に他国行きの依頼が回るってのはそういう事だろう?」

イスデス:「我々にしか解決できない事案。となると、まぁ、そういうことじゃないかい?」

GM/クレナイ:「ま、『そういうこと』でち」クレナイはうなずく。

シンカイ:「里帰りの余裕があるかは内容次第ですわねぇ」シュシュを猫の様に脇から抱え上げます。

シュシュ:「はわっ…シンカイ様、ありがとうございます…」大人しく抱えられる。

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