第参拾玖話:想う、春日山

「ま、まさか旦那とは思わず、へへ、失礼しやした」

 敗北を悟り、地べたに這いつくばる姿を見て虎千代は眼を細めた。京へ向かう道中、すでにここは畿内だと言うのに治安は悪くなるばかり。このような野盗などここ数日で三度は遭遇している。落ち着きを見せる気配すらない。

「……俺ならばせんな」

「何でもしやすから……へ?」

「曲がりなりにも其の方らは俺に戦を仕掛けてきたのだ。戦とは命の取り合い。当然、奪われる覚悟もまたあってのことだろう。ならば――」

 虎千代は襟元を掴み、土下座する男を持ち上げる。

「腹ァ切れ。其の方らは負けたのだから」

「あ、謝ってんじゃねえですか、旦那ァ」

「ああ。そうだな」

 頷き、虎千代は脇差を鞘に納める。

「だから譲歩し、介錯はしてやると言っているのだ」

 許す気は微塵もない。それを察していた男は隙を窺っていた。謝り、首を垂れ、ほんの僅かでも隙を見せれば、そこを突く。

 これもまた一種の処世術。こうして男は生き永らえてきた。

 地面に転がっていた刀を拾い、武器を収めた驕り昂った男女を――

「つくづく、救えぬ」

 撫で斬ってやろうと思っていたのに、持ち手に鈍痛が走り、刀が宙を舞う。下から跳ね上げるような衝撃、それは虎千代の蹴り足によるものであった。

 男は状況を飲み込むことが出来ず、唖然とする。

 そして虎千代は宙を舞う刀を掴み、そのまま力ずくで男の頭に叩き込んだ。ろくに研いでもいない刃、半分鈍器と化したそれは途上で止まり、血飛沫をまき散らす。それを汚物でも見るかのような視線で一瞥し、虎千代はひらりと身を翻す。

 覚明は彼を止めなかった。

「終わったぞ」

「ああ」

 覚明は思う。振舞いや行動に大きな変化は見られないが、間違いなく長尾虎千代はこの旅を通じて何かが変化していた。かつての彼ならば殺し合い、命の奪い合いの興奮だけで戦っていただろう。そこには純粋な楽しさがあった。

 だが、今の彼にその気は見られない。先日遭遇した食い詰め者の集団、明らかに初犯であろう連中に関しては誰一人殺さずに、ボコボコに殴り飛ばした後で二度とするなと説教をしていた。逆に今回のような業を重ねた者たち、特に今回は連中が『戦利品』を剥ぎ取っている最中に出くわしたのだが、彼らに対しては微塵の容赦もせず苛烈に殺し、ひとかけらの慈悲も与えなかった。

 かつての彼ならばそこに線は引いていなかったはず。彼らがどんな人物であろうが、如何なる理由があろうが、自分に牙を剥いた時点で殺して良いと判断し、存分に戦いを満喫していただろう。それが旅の前、旅を始めたばかりの彼であった。

「…………」

 そんな彼が今、他者に目を向けている。

「のお、覚明。何故、こんな辺鄙な街道に、このような者たちがおるのだろうな」

「……わからぬが、畿内は荒れている。戦、水争い、何らかの理由で住む場所を追われ、こうして当て所もなく歩いていたのかもしれん」

「……そうか。ならば、仕方がないのぉ」

「そう、だな」

 野盗に襲われた家族を、その躯を見て彼は何を思うのか。父母は手を重ね、神仏に祈りながら息絶えている。子は、その両親に縋り、死んでいた。

 救いは無い。ここの連中が襲わずとも、いずれ彼らは別の誰かに襲われ、命を散らしていた可能性は高い。この時代で、村や町から離れたなら、こうなってしまうのは必然だろう。愚かである。もっと別の道はなかったのか、とも思う。

「俺には理解できん」

 愚行の果て、神仏に祈る。祈ったところで救いなどあるはずがない。もしかすると今生を諦めて極楽浄土へ行けるよう祈っていたのかもしれないが、どちらにせよ虎千代には理解できない行為である。誰かに、何かに縋る。

 その必要を感じないから。

 ただ――

「こやつら、浄土系かの?」

「断言は出来ぬが、身なりを見る限り、おそらくな」

「……そうか」

 虎千代は静かに「南無阿弥陀仏」とつぶやき、手を合わせる。自分は信じていない。今後も神仏を信ずることも、縋ることもないだろう。

 何故ならば、このような景色が示しているから。

 それでも彼らが縋ることを咎める気はない。そうせずにはいられぬ者がいることを、虎千代はこの旅で学んだから。救いが必要な者もいるのだ。

 例えそれがまやかしであったとしても。

「……私が埋葬しよう」

「さっさとしろ。俺は其処で休んでいる」

「ああ」

 往生しろ。そう願うくらいは――

 長尾虎千代はこの旅を経て、変化していた。身体は一回り大きくなり、力もついた。あんな鈍らで頭蓋を叩き割るぐらいの芸当は出来るようになった。それでいて女装も無理なくこなしてしまうのは、もはや化粧ではなく化生だ、と覚明は思う。

 しかし何よりも、精神面での変化が著しい。圧倒的な個であった少年は誰かと触れる度に何かを得て、何かが変化する。きっと、越後にいた時もそうであったのだろう。綾に、晴景に、光育に、覚明に、文に、それが彼なのだと覚明は知った。

 それでも彼は龍であった。何だかんだと彼の周りに単なる凡夫はおらず、その視点を得る機会もなかったから。ただ、この旅で彼は多くを得た。特に箱根で、駿府で得た経験は忘れないだろう。何かに縋らねば生きていけぬ者たちのことを。

 理解出来なくとも、刻むことは出来る。

「京まではあとどれくらいだ?」

「それほどかからぬよ」

「ふむ。わかった」

 伊勢からここまで、ろくな景色はなかった。何処も殺気立っており、警戒し、怯えていた。火種が燃え広がり、自らに降りかかることを怖れている。民も、坊主も、武士も、誰も彼もが。それでも土地から離れない。離れられない。

 力無き者は、土地に縛られ、縋るしかないのだ。

「なあ、覚明よ」

「どうした?」

「駿府までの道程では思わなかったのだが、伊勢からここまで――」

 虎千代は言葉に詰まる。喉元まで出かかった言葉、

「どうしたのだ、虎千代」

「ん、いや、何でもない。退屈だっただけだ」

「……そうか。ならば、良い」

 飲み込んだ言葉は虎千代にしかわからない。しかし覚明は何となく彼が口に出しかけた言葉を思い浮かべることが出来た。今ならばまだ間に合うのだ。

 畿内の惨状を、京の今を、見なければ、触れなければ、自分は変わらぬまま越後に戻ることが出来る。あの静謐なる林泉寺に。

 予感が在った。それは日増しに、近づく度に大きくなる。こうして『実感』を得る機会も多くなった。このまま進めば、自分が自分でなくなるような、そんな予感がする。予感の足音が、日増しに近づき、じわじわと確信へと――

 喉元まで出かかった言葉は――『帰りたい』であったのかもしれない。


     ○


 天文十年十月、越後春日山。

 跡継ぎのいない越後上杉家の養子問題、伊達稙宗と長尾為景の鍔迫り合いの果て、後継である長尾晴景は養子に反対する立場を取るより他なくなった。我の強い国衆を抑え込むため、とりあえずは彼ら側に立つと決めたのだ。

 それで当面は沈静化するはず。その間に上手く立ち回り越後を治めねば、そう思っていた。そう出来るはずだった。

 だが――

「何か私に伝えることがあるのではないか、神五郎」

「いいえ。御屋形様。何もありませぬ」

「……そうか」

 事態は少しばかり、捻じれを見せ始めていた。

「守護殿から入嗣の件、どうなっていると催促の書状が送られてきた。どうにも強い文面でな、少々面食らってしまっていたのだ。今までそのようなこと、なかったのでな。代替わりし、ふふ、与しやすいと思われたか。どう思う、神五郎」

「御屋形様は守護殿の猶子であり、奥方様もまた越後上杉の貴き血を継ぐ者、軽んじられることなどありますまい。ただのすれ違いでしょう」

「長尾と直江のように、か?」

「はい」

 長尾晴景は神五郎、直江実綱を呼びつけた。今まで音沙汰無く大人しくしていた守護、上杉定実。彼が急に書状を送り付けてきたことには違和感があった。我が事であると言えばそうだが今回の件、推し進めていたのは長尾家と伊達家であり、その意図ぐらいは察していたはず。

 守護上杉の養子となった者を長尾が操るか、伊達が操るか、その勝負でしかなかったのだ。そこに現当主である定実の意思は介在しない。

 彼は押し付けられようとも、押し付けられずとも、どちらでもよかったはず。どう転んでも今の越後上杉家は長尾の操り人形でしかない。

 そのはずだった。

「私たち直江は長尾家に取り立てて頂いた恩、忘れはしません。全ては越後のため、ひいては長尾家と直江の明日のため。ご理解ください」

「ふ、ふふ、まるで、そのために何かをしたような口ぶりだな」

「そのためであれば何でもする、そう申し上げているだけのこと」

「私の意に反しても、か?」

「そこに道理があるならば」

 晴景は顔を歪める。実綱が何かしたことは間違いない。晴景も愚かではなく、直江と越後上杉家が接触、書面をかわしていた可能性に関しては掴んでいる。

 現物こそ押さえられていないが、ほぼ黒。

 だからこそ、こうして呼びつけた。あからさまな敵意を向け、揺さぶっている。それなのにこの男は微塵も揺れない。いつもの笑顔で、晴景を見つめてくるのだ。さも忠臣であるような、穏やかで人の良さそうな笑みを浮かべながら。

「私は父のやり方を否定し、私なりのやり方で統治する」

「存じております」

「だが、あまり好き放題やっておれば、私とてやり方を変える可能性はある」

「……心に留めておきます」

 これは警告である。確かに直江家は先代、当代と功を成し、長尾家躍進と共に大きな力を得た。今、国内が荒れた状況で長尾が直江を切ることはかなりの痛手である。だが、あえて晴景は言い切る。

 次はない、と。

「時に御屋形様、虎千代様はご健勝でしょうか?」

 ピクリと晴景が揺らぐ。実綱は顔を伏せながらも、細い眼でその挙動を見つめていた。僅かな揺らぎ、解れ、それが何か、考える。

「……今問うことか?」

「私に後ろ暗きことはありませんので、こうして今一度お会いできた以上、また昔のように世間話をしたいと思ったまでのこと。時期尚早でしたら、またの機会に」

「そうしてくれ。虎千代は元気にしている。最近はよく山に出かけ、離れには戻っていないようだがな。マタギにでもなるつもりか、心配ばかりかける」

「なるほど。相変わらずのようで安心しました」

「そうか。今日は呼び立てて悪かったな。何もしておらぬ、と言うことであれば私の勘違いなのだろう。また、昔のように話せる日を私も願っている。直江がこちら側についてくれたなら、平子と中条を咎めるだけで済むのだがな」

「……私も、そう願っております」

 何を言っても長尾晴景は直江がやったと思っている。そして直江実綱は実際にやった。一枚の書状で、越後守護上杉定実に入れ知恵をした。その毒がようやく回り始めたのだろう。為景相手であれば定実も怖れ、動かなかっただろうが。

 長尾晴景はまだ、彼の眼にそこまで大きく映っていない。

 実際の厄介さはともかく――


     ○


「あ、あの、お父様。その、長尾家とは」

 門前で供らと待っていた娘、直江文を見て実綱は小さく首を振る。

「すまない。だけど、もう少しで元に戻るよ。直江と長尾は切っても切れぬ縁。文は何も心配する必要はない。しばし、待ちなさい」

「は、はい」

 実綱は家臣らに目配せし、文を送るように指示する。

 娘を伴う先団が視界から遠ざかった頃合いを見計らい、実綱は影武者に自らの馬を跨らせ、自身はそのまま春日山の街に消える。

 目的はもちろん――

(虎千代様のくだり、少々言い訳じみて聞こえた。間者も春日山城下で春から一度も虎千代様を見ていないと報告があった。何かあったのか、それとも偶然か、調べておく必要がある。私の心配など杞憂であるとは思うが――)

 長尾虎千代は龍である。人ではない。ゆえに人でしかない己の心配など本来は無用であろう。だが、まだ彼は龍であると同時に子どもでもある。

 間違いは、あり得る。

(あってはならぬが、な)

 ここは春日山、長尾晴景の腹の中。今はまだ意見の食い違いでぎくしゃくする状況ではあるが、この件は全てに優先される、と彼は思っている。

 安否の確認だけ、今回はそれだけで去る。

 例えそれで咎められようとも構わない。

 林泉寺の山門を征く、直江実綱。

 万が一などありえない。彼がこのようなところで死ぬはずは無いし、この春日山に、越後に、彼を超える存在などいない。だが、飯沼の亡霊のような間違いはあるかもしれない。そういう間違いを払うのが大人である自分の役目。

 そろそろここの坊主どもから切り離す算段も立てねば、と思いながらまい進する。ひと目、ただひと目、確認さえ出来れば――

 その一心で――


「ぶはは、そんなに急いでどうした、神五郎ォ」


 だが、山門の前に立っていたのは直江実綱の想像もしていない人物であった。ここにいるはずがない男。すでに表舞台から消えた男。

「何故……殿が、こちらに?」

 長尾為景、その人であった。

「俺様がどこで何をしてようと、ぬしに問われる謂れなどなかろう? それとも何か、長尾とは縁を切り、袂を分かったか? であれば、俺に何を問うてもぬしの自由よな。が、その代わり俺がぬしに何をしても、自由と言うことだがァ」

 この圧力、病か何かで辞したと思っていたのだが、まるでその影響を感じさせない。この暴力的なまでの圧力は、全てを威圧するような立ち居振る舞いは、全盛期の彼と何ら遜色がなかった。少なくとも実綱の知る限りでは。

「御冗談を。私は常に長尾家のことを、一門のことを考えております」

「そうか。ならばこの老いぼれにもご教授願おう。常々考えていることとやらを。何をどう考えたことで、定実の盆暗に入れ知恵をしたのか、とっくりなァ」

「……証拠なきこと。謂れのない――」

 長尾為景は直江実綱の肩に手を回す。まるで友にするような所作で、凄まじい力で、直江実綱を掴む。視界の端に映る眼は、爛々と輝きを浮かべている。

「俺のやり方を、忘れたかァ?」

 全てを見下ろし、睥睨する眼。

「道理無きやり方では――」

「俺が道理だ、小僧」

「…………」

 圧倒的な暴力。豪腕でこの男は全てをねじ伏せてきた。確かに晩年、宇佐美や大熊らに後れを取りかけたが、それでも最後の最後で勝敗を引っ繰り返し、辛勝に持ち込んだのはこの男の腕力に他ならない。

 まだ、これだけの力が残っていた。いや、それどころか――

「冗談だ、神五郎。そう慄くな。俺がぬしをどうこうなどせんよ。するなら、もっと早くしておっただろうが。やりようは、いくらでもあった」

 全てが脅しに聞こえる。甘言でさえも。

「で、虎千代に用か?」

「ご挨拶だけでも、と思い」

「さっき殺したぞ」

「……は?」

「俺様が、この手で、長尾家の火種を除いたと、申しておる」

 その眼は、混じりけのない色を宿しており――

「ァアッ!」

 気づけば実綱は腰の太刀に手を伸ばしていた。この男ならばやりかねない。いや、やる。そう信じたからこその――

「良い太刀筋だ。やはり、腕前をわざと落としておったなァ」

 だが、為景はその動きに呼応して、今にも引き抜かれんとする太刀の柄を手で押さえ、もう片方の手で実綱の首に手をかけていた。

 あまりにも早く、手慣れている。

「あ、がっ」

 為景は力ずくで、実綱の首を引っ掴み持ち上げる。

 やはり、強い。戦場での為景は桁外れに強かったが、個人の武勇も決して見劣りするものではなかった。その力を、混乱の極みに在った越後を征した剛力を、実綱はその身で味わう。殺される、そう思いながら。

「これも冗談だァ」

「が、は、あ、ぐ」

 為景は笑いながら実綱を下ろした。殺されかけた実綱は蒼い顔で、とにかく呼吸をする。死んだと思った。この男は殺すと、思った。

「あれ如き、俺が手を下すまでもない。ぬしが何を期待しているのか知らんが、もう数年で元服するであろう男が、親に目を合わすことも出来ぬのだ。買い被り、見立て違い。残念な男だなァ、神五郎よ」

「……そう、かも、しれません、ね」

「会うか? 今、寺に行けば、ぶは、縮こまった子猫が見られるぞ」

「……遠慮、しておきます」

 長尾為景の言葉を信じ、実綱は今回、出直すことを決めた。為景と、父と出会った虎千代はおそらく、まともな状態ではないだろう。

 健在であるかどうか、どう成長したか、どちらも父と会った後の彼を見て判断しても意味が無いだろう。ゆえに、退く。

「そうか。なら、俺の酒に付き合え」

「……あ、はは、これも御冗談ですか?」

「これは本気だァ」

「では、お付き合いさせて頂きます」

「それでこそ神五郎。まことの忠臣よ。やはり俺は、ぶはは、ぬしが好きだぞォ」

 実綱は苦笑するしかない。そろそろ死ぬかと思えば、まるでその気配がない。どうやらまだまだこの男、越後の裏で暗躍しそうだ、と実綱は思う。

 表舞台に居座られるよりも、厄介かもしれない。

「殿はどのような御用で?」

「和尚と話すことがあってな。隠居した身だ、出向くのが筋だろう?」

「なるほど」

 どうこの男を除くか。そんな思考を張り巡らせる。勝手にいなくなる気配がない以上、算段を組む必要があるだろう。綿密に、これこそしくじれない。

 しくじれば、その時はこの男の牙で喉笛を切り裂かれるのみ。

 自分だけでなく、その牙は虎千代にも及ぶかもしれない。だから考える。笑みを、いつもの貌を張りつけながら、この怪物を屠る方法を、模索する。

 そんな実綱を見て、

「ぶはは」

 為景は嗤う。嗤って、こっそりと口の端を拭う。

 そして遠く、西の空へ目を向けた。

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