外伝 神様ゲーム知りました。2
夜ご飯を食べて、洗い物を片付けてゲームを始めた。
(伊) 「俺のカセットFPSしかないからな。それでいいか?」
(神)「FPSってなんですか?」
(伊) 「銃ゲーム人を撃ってポイント稼いだ人が勝ちってゲームまぁ一回してみるか。」
俺はコントローラーを神様に渡す。
なんかめっちゃみてるすごい舐め回すようにみてる。
赤ちゃんが初めて犬みたいになってる。
(伊)「とりあえず、始めるぞ。」
俺がスイッチを押してゲームを起動すると画面にOP映像が映し出された。
(神)「何ですかこれ!実写じゃないですか?」
目を輝かせてそう言った。
(伊)「そうなんだよ。最近の撮影技術すごいだろ。」
(神)「やっぱり実写何ですか!映像の進化すごいです。」
とりあえず、嘘を教えておこう。面白そうだし。
今始めるゲームはオンライン対戦ができるFPSだ。中三の受験終了後に鬼のようにやり込んでいた。今でも暇さえあればやっている。
(伊) 「とりあえず操作方法教えるぞ。」
(神) 「はい!」
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(伊)「あいよ。はいキル。右からくるぞ。」
(神) 「あっはい。えっはや待ってください。」
(伊)「はい。いっちょ上がり。これで終わり。」
さすが俺完璧な采配だ。これで三連勝だ。最強は俺だったんだ。
今なら「ノーゲーム」にも勝てそうだ。ああいう異世界転生したかったな。
ピロン!
スキル ゲーム能力 中級者上位にレベルアップ!
(伊) 「あーーー!レベル上がった!」
(神) 「えっどうしました?」
(伊) 「ほら!これ!スキル!ゲームの奴とかあるのかよ!」
(神) 「なんでそんなにテンション上がってるんですか?」
(伊) 「テンション上がるだろ!こんなスキルがあるなら・・」
(神) 「あるなら?」
(伊) 「俺はプロゲーマーになる!」
(神) 「プロゲーマー?」
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(神) 「つまり、ゲームをしてお金を稼ぐ職業があるんですね。」
(伊) 「そうだ。俺はこのスキルをもらって初めて感謝している。自分の生きる道が
決まった。俺はゲーム王になる!」
スキルが見れることによって自分の才能に気付ける。
なんてすばらしいスキルなんだ!神様の能力最高!愛してる!
(神) 「そうでしょ!いいスキルでしょ!」
(伊) 「いいスキルだよ!俺努力するよ!」
(神) 「はい!その意気です!応援します!」
(伊) 「だから、今からずっとゲームするな!」
(神) 「はい!・・・・えっなんて言いました?」
(伊) 「今から24時間ずっとゲームする。」
(神) 「ご飯は?私のご飯は!」
俺は立ち上がり、財布から千円を出し投げつけた。
(伊) 「当分これで何とかしろ」
(神) 「えっ待って待って本当にマジでやるんですか!」
(伊) 「マジだよ。俺は今日からコントローラーを話さない。」
(神) 「バカじゃないんですか!トイレは!食事は!」
(伊) 「うるさい!俺がやると決めたらやるの!」
ピロン!
スキル 折れない心を獲得!
(伊) 「ほら!スキルも応援してくれてる!」
(神) 「そんなクソスキル信じないでください!」
(伊) 「お前ふざけんなよ!もういい今からこのリビングは俺が占拠する!
出ていけ!」
(神) 「えっちょっ本当に追い出すの!一磨の馬鹿ーーー!」
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