身に付ければ誰でも
嫌な現実。面倒くさい人間関係。何もかも放ったらかしにして楽しめたならどんなにいいだろうか。
私は銀の仮面を身に付けた。月明かりに照らされた仮面はどれも美しかった。一人に近付き手を差し伸べる。
「さあどうぞお手を」
私と踊ってくださいな。
仮面の下で私は嗤った。
#言葉の添え木 「仮面」
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