なりたいもの
「ねえ、もしなりたい自分になれるとしたらどうなりたい?」
「……難しい質問だな」
いつも思う。彼女の質問は難しい。
やけに具体的で想像するのは容易で、けれど軽率に答えられるようなものではない。
「なりたい、かあ。俺は……」
君のように、強くなりたい。
そんな言葉を俺はそっと飲み込んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます