君の居場所は

心を疲れさせた君の後ろ姿は小さく見えた。

「泣いていいんだよ」

君の居場所はちゃんとあるよ。

ここに、この世界の真ん中に。

「君は一人じゃないよ」

僕がいる。皆がいる。だからね。

「堪えなくてもいいんだよ」

僕はそっと君に手を伸ばした。

弱さは分かち合えるものだから。

「君は生きてるよ」

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