叶わぬ約束
霞む視界に香る鉄臭い匂い。ここまでなんだ、と僕は痛みも忘れて思わず嗤った。
『僕、絶対帰ってくるから』
嘘つきだな……約束、したのにな。
輝くような笑顔を浮かべた君を思い出す。帰ったら言おうと思ってたのに。
僕は瞳を閉じた。何かが頬を伝っていく。
ごめんね……
#優しい言の葉 「叶わぬ約束」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます