唯一の光

出口なんてわからない。この人生という道は真っ暗で。容易には進めなくて。

歩く足を止め俯けた視界の中に入り込んだ手。驚いて顔を上げれば、笑顔で手を差し出す君の姿があって。

「さあ」

行こう、と言われ俺はその手を取った。

君は……暗かった人生に射した、唯一の光なんだ。



#優しい言の葉 「唯」

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