次は……

「何……」

俺はよろよろと後退った。目の前には倒れる友と、その前に立つ友の姿。地面には赤黒い染みがじわじわと広がっていって。

「嘘だ……」

声が掠れる。

「こんなの……こんなの、認めない……」

「そう? ああ、でも……」

悪魔は微笑んだ。赤く染まったナイフを俺に差し出して……

「次は君の番だよ?」

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