救済

助けてと。言うことのできる人はすごい。僕は言えない。どんなに痛くて苦しくても。耐えるしかないって、誰も助けてはくれないって言い聞かせるしかなかった。だから。

「なあ、何してんの?」

狭い路地に響いた声。

「やめろよ」

舌打ちして去る奴らの向こうにいる君が、神様みたいに見えたんだ。


#言葉の添え木 「救済」

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