友を結ぶ神社
『ねえ』
誰も近寄らない神社。座り込んでいた俺は後ろから突然響いた声に振り返った。
『キミ誰?』
こてんと首をかしげる少年は同い年くらいに見えた。
『ね、ボクと友達にならない?』
手を差し出して人懐こく笑った彼はどこか不思議な雰囲気を纏っていて。
……それが、俺と彼の出会いだった。
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