第218話 推しのためのジンクスはすごい(大学芋専門店の店長と店員さん)
「『恋する大学芋』って言われてるらしいですよ、うちの大学芋」
「なんて?」
「『恋する大学芋』。何でも、この大学芋をプレゼントすると告白が成就するとかしないとか」
「いや、どっち」
「何か、成功した人が複数いるんですって」
「ううーん……」
「あれ、お好みじゃないです?」
「だって、それだと恋愛関係でしか売れないじゃん……恋愛興味ない人に届かないからさ……出来れば『食べたらいいことがある』みたいな汎用性ある方が嬉しいかなって」
「わー、貪欲」
「何か、他にないかな。例えば宝くじ当たったとか」
「露骨すぎやしません?」
「そっちのがわかりやすいかと」
「わかりやすいですけど。……あ、友達が、ここの大学芋食べながら推しの舞台チケット申し込むと当選するみたいなジンクス持ってます」
「……それは、すごいの?」
「たぶん」
その後、友人がその旨をTwitterで投稿。
大学芋ジンクスが瞬く間に広がることをまだ二人は予感すらしていない。
END.
昨日の(https://kakuyomu.jp/works/16816452220371917465/episodes/16816927863191853201)がジンクスとして広まったみたいです。
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