彼の日見し色とりどりのチューリップ今年は父母と訪れて見ゆ

の日見し色とりどりのチューリップ今年は父母と訪れて見ゆ

                 (世良高原農場にて)



 世良高原農場にはその季節ごとに咲く花があちこちにあります。

この短歌を詠んだちょうど一年前のチューリップの時期に私の長男がこのチューリップ畑で結婚式を挙げました。長男夫婦は授かり婚でおめでたの方が先で結婚式を挙げてなかったのですがやっぱりウェディングドレスを着て結婚式を挙げたいというお嫁さんの要望に応えて世良高原農場がチューリップ畑での結婚式を募集していたのでそれを見て申し込んだようです。2007年5月3日にお互いの親と兄弟だけの参加で行われた結婚式で立会人は当日観光に来ていた観光客です。


 当日は晴天に恵まれチューリップ畑の中央に敷かれたバージンロード(赤い絨毯)を純白のウェディングドレスと白いタキシードで歩く姿はまるで映画を見ているように綺麗でした。たまたま居合わせた観光客の皆様に盛大な拍手でお祝いして頂き、新聞取材やテレビ取材も来ていてその日の夕方にはテレビ放映され翌日の新聞のローカル紙面に写真入りで載せて頂きました。出来上がった結婚式の写真は青空と色とりどりのチューリップと緑の樹々の背景に純白のウェディングドレスとタキシードが映えて素敵な写真に仕上がっていました。


 前置きが長くなりましたがその長男が結婚式を挙げたチューリップ畑がとても綺麗だったので翌年に両親に是非見せたいと連れて行った時の事を詠んだ一首です。


2008年 6月

  

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