第28話 予選②
第4グループの試合
第1、3グループと同じく進んでいき闘技場に2人残る
1人は赤い髪の少女で武器は木刀
もう1人は獣人の少年、ガルムと違って犬のような耳と尻尾がついた人間の姿で武器は自前の長く伸びた爪
少年が飛びかかり右の爪で切り裂く、少女は木刀でいなす
少年は少し体勢を崩すが左の爪で切り裂く、少女は今度は受け止める
少年の方が力が強く押し込んでいく、右の爪の範囲内に入った瞬間右の爪を振り下ろす
少女は地面を蹴り後ろに飛ぶ、左に力を込めていた少年はバランスを崩し右の振り下ろしを止めきれず地面に振り下ろしてしまう
その一瞬の隙をついて背後まで移動した少女はスピードを乗せたまま木刀を少年の頭にフルスイングする
もろに食らった少年は気絶
「第4グループの代表はまさかまさかの女の子ークレア選手ー!!」
会場は今まで1番の歓声に包まれた
とうとう僕の出番がやってくる
緊張でお腹痛くなってきた
というか吐きそう、やばい
闘技場に着く、50人…多い
皆強そうに見える
「少年の部第5グループ予選開始ー!!」
司会の人が何か言ってる頭がふわふわしてよくきこえない
[魔力弾]みたいなものが飛んでくる
僕は頭がふわふわしている為何も考えてなかったが特訓の時の癖で自然と[シールド]をだして防ぐ
すると今度は炎の弾が飛んでくるが[シールド]を突破できていない
攻撃してきた奴がこちらを向いて何かを叫んでいるがよく聞こえない
ぼーっとしてそいつの方をみていたら後頭部に衝撃を感じた
「痛った」
あれ、試合始まってる
しかも頭から血が出てる
緊張で頭が飛んでたらしい
敗北する前に意識が戻ってよかった
周囲を見渡す
周りにだれもをいないから[魔力弾]とかが頭に直撃したのだろう
残りは30人くらいか
取り敢えず[纏い]を発動して様子を見る
強そうなのは3人、緑ローブの魔法使い、青髪の剣士、熊の獣人?その3人を観察しながら雑魚の対応をする
やはりその3人と僕が残った
「お前やはり残ったな」
「君誰?」
ほんとに分からないので聞くと緑ローブは怒った表情になる
「お前っ!お前っ!」
緑ローブは叫びながら炎の弾を放つ
これあれだ!さっき飛んできたやつだ
そんなことを考えながら[シールド]で防ぐ
僕らの様子を見て剣士と熊も戦いを始める
熊めっちゃ素早い剣士もなんとか食らいついているが熊が勝つだろう
緑ローブは変わらず炎の弾をうち続けてる
僕の[シールド]を破れる気配はない
威力は弱いけどうざいから[魔力弾]を1発
炎の弾が多数向かってきていたがぼくの[魔力弾]の方が強いから関係なく緑ローブに向かう
腹に直撃した緑ローブは気絶し敗北となった
あちらも終わったようで熊がやってきた
「お前なかなかやるようだな俺の名前は…」
熊が何か喋っていたようだが構わず熊の背後をとって首を手刀で強打して気絶させた
なんか観客がしーんとしている
どうかしたのだろうか
「だ、第5グループの代表はルーカス選手ー!」
司会の声がよく響いた
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