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準一は侍従長に質問。
「この
「我が国が誇る娼婦です」
「ええ~?」
その驚きにはいろんな意味がありました。なんで宮殿にたくさんの娼婦を呼んだ? 侍従長が言った「我が国が誇る娼婦たち」て、国からしてみれば、娼婦て存在は隠したがるものじゃないのか?・・・
侍従長。
「準一殿が気にしてるようなので、あえて18歳以上の娼婦から選んでみました」
え? てことは・・・
姫。
「今日からこの
「ええ~!?」
姫はちょっと顔を赤らめ、
「準一にある程度のテクニックがないと私、初夜が怖いんだ」
「それで娼婦たちと毎日セックスしろと?」
「うん」
準一は言葉を失くしてしまいました。侍従長。
「姫はあと80日で13歳になります。その日までこの
姫には一刻も早く世継ぎを生んでもらわないと困ります。これはノルン王国国民の総意です。13歳になったその日から子作りに励んでもらいます!」
おいおい、とんでもないことになっちゃったぞ。ま、ある意味、ロ〇〇ンの準一にとってはうれしい展開の連続なのですが。
と、準一の耳に囁くような声が聞こえてきました。
「先輩、お久しぶり」
準一がその声の方向を見ると、横に並んだ娼婦の一番端にいた娼婦が、近くにいたお側ご用人の侍女に話しかけてました。侍女は渋い顔をして、自分の唇に人差し指を当てて、シーのポーズ。
この瞬間準一の脳裏に、2つの疑問が浮かび上がりました。
準一は、お側ご用人の侍女は14~15歳くらいだと思ってました。本当にそれくらいの見た目なのです。けど、先ほどの侍従長の言葉を信じれば、ここにいる娼婦はすべて18歳以上。その娼婦に「先輩」と言われた。てことは、侍女の本当の年齢は18歳以上?
もう1つの疑問は、侍女の過去。現役娼婦に「先輩」と言われた。てことは、侍女は元娼婦? ええ、元娼婦が姫の・・・ 現役の女王様の最側近をやってるってこと? なんで?・・・
侍従長は娼婦たちを見て、
「今日の当番は?」
1人の娼婦が1歩前に出ました。
「私です」
その娼婦はかなりの高身長。身長175cmの準一とほぼ同レベル。侍従長がその女性に話しかけました。
「今からでも大丈夫ですかな?」
娼婦は微笑み、
「もちろん」
侍従長は今度は準一を見て、
「では、十分お楽しみください」
姫は微笑んで、
「頑張ってね~ 準一!」
長身の娼婦は準一の左ひじに自分の右腕を入れ、ひじとひじを絡めました。そして笑みを作り、準一の顔を見て、
「さあ、行きましょ!」
姫以外の女性に密着された。オレ、この女性とこれからセックスするんだよな・・・ そう思うと、準一は照れ笑い。心臓はバクバク。
「あはは・・・」
姫はここで何かを思い出したようです。
「あ、そうだ! ちょっと待って!」
姫は準一と娼婦の前に立ちふさがり、娼婦に、
「準一にま〇この舐め方を教えて欲しいんだ」
その言葉に準一は唖然。姫ってノルン王国を代表する女王様だよね? それがま〇こなんて汚い言葉を使っていいの?
準一は侍従長を見ると、彼も唖然としてました。その背後にいる近衛兵たちも、開いた口がふさがらないて感じ。お側ご用人の2人は視線をはずして苦笑してます。娼婦たちは吹きだすのをなんとか我慢してます。ただ、準一と手を組んでる娼婦は平然とした顔で、
「わかりました」
と返答。姫はにこっとして、
「お願いね。私、準一に舐めてもらいたいんだ、女にとって一番大事なところを」
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