第447話見た事もないデザイン
因みに男性陣の中には寝取られ属性が複数人いたらしく、ジェネイルの事が嫌いな上にあの醜い身体であるという事も相まって興奮している者もいるのだがその表情を隠しきれておらず周りに勘付かれ地味に引かれていた。
「それでは両者……ま、前へっ!…………始めっ!!」
セラ側が、誰が決闘に出るか決まった事を見て心配役のギルド職員が両者前へ来る様に告げ、両者揃った所で決闘開始を告げる。
そに瞬間ウィンディーネは一瞬だけ光に包まれ、その光が収まった時ウィンディーネの装備は薄い水色を基調とした見た事もないデザインの装備へと一新していた。
その装備品は一目でとんでもない額の装備品であると分かるほど美しく、また装備品一つ一つに美しい装飾や模様が施されており国宝級と言われても納得してしまうだろう。
「ふん、見栄えだけは良い装備を持っているようではないか。しかし貴族でも富豪でもないたかが冒険者が我が装備を超える程の物を変える筈がない。所詮は虚仮威しであろう。行け! 奴隷ども!」
ウィンディーネが装備した物は見た目だけの装備品だと推測したジェネイルは奴隷二人をウィンディーネを攻撃するように命令を下す。
「すまん、怨むならジェネイルを怨んでくれ」
「ここ、こんな上玉を痛みつけれるご褒美を下さるなんてぇ…」
ジェネイルに命令され二人の奴隷は各々違った反応を示しながらもウィンディーネに向け一気に駆けて来る。
しかしウィンディーネはその状況でも余裕の態度を崩さずストレージから一振りの剣を取り出す。
その剣は自らの冷気により既に剣の表面は空気中の水分が凍り付きだし、冷気がほとばしっていた。
「いえ、気になされず。むしろ貴方達ごときでこの私をどうにか出来ると思える事がおこがましいと感じてしまうほどには私……強いんですよ?」
ウィンディーネは剣を一振り、ただそれだけで奴隷二人の剣と防具を凍らせ砕き散ってしまう。
しかしそれで止まれるほど奴隷に対する命令は簡単には拒否出来ず二人の奴隷は顔を恐怖に染めながら今度は素手でウィンディーネに襲いかかってくるのだが、その攻撃をウィンディーネの纏っている装備の数々から生み出される氷の壁にことごとくガードされてしまう。
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