第140話表情は見えないのだが嫌がってる様子は無い
髪は黒髪を真ん中で分け肩で切りそろえており顔は整っているのだが美人と可愛いの丁度中間ぐらいで、かけている眼鏡によりそこに知的さも加わる。
身長は160センチと少し高めで、太っているわけでも痩せているわけでも無くいわゆる健康的な身体つきをしており、そして何よりその胸に付いている二つの双球である。
その双球は誰が見てもまごう事無き爆乳。ターニャが息をするだけで揺れるその様は男のエデンそのもの。目指すべき楽園でもあり、帰るべき故郷でもある。
有るはずなのだが、そんなターニャも今年で20歳になるのだが、生まれてこのかた彼氏も出来た事が無いらしく、この世界で爆乳は乳の出が悪いという迷信も相まってかマイナスポイントになるらしい。
貧乳も同じく同じ迷信があるのだが、このありもしない迷信は双方の妬み僻みから生まれたのでは?とつい思ってしまう。
因みにクロがこの宿を拠点のした理由の一つに彼女の胸が関係しているという事は一切無いと言っておこう。
今鼻の下を伸ばしながらターニャの爆乳を盗み見しているのは決していやらしさからでは無く、そう、これは研究の為である。
胸を見ているのではなく彼女が歩く度に揺れる胸、その揺れによって生じる運動エネルギーと、それで生じる彼女の負担を見ているのであって、胸の事ではなく突き詰めれば彼女の体調を心配しているのだ。
そしてクロの隣、ターニャの反対側にいるアルはクロを見つめていたのだがその目はまるでゴミか何かを見る目をしている事にクロは気付かないでいた。
「今日からこの二人部屋に移動してもらうから」
「ああ、わざわざありがとうな」
そう言いながらクロはターニャの頭を撫でる。
撫でられたターニャはうつむき、顔の表情は見えないのだが嫌がってる様子は無い。
「いえ、そ、それではまた翌日起こしに来ますからっ!」
そう言うとターニャはくるりと向きを変えそそくさと下へ降りていった。
その横顔は心なしか赤く染まっていたように思える。
まあ、もう撫でられる様な年齢じゃないしな…。
そう思うのだが娘の影響で撫で癖が付いてしまったクロは今更その癖を直すつもりは無いのでターニャには慣れてもらいたい。
ターニャに案内された部屋にはバスルームも付いており早速使わしてもらう。
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