セラの森

作者 奥森 ゆうや

語り継がれる伝承を紐解いていくような心地よさ。深い愛を感じます。

  • ★★★ Excellent!!!

「慈愛の心」「高潔な魂」……この物語に登場する言葉なのですが、そういったものの尊さをまさに感じさせる、上質のファンタジーです。

作者様の語り口は、抑揚をおさえた調子でありながら、たしかな熱量がひしひしと伝わってきます。
個人的には、まるで遠い昔から語り継がれている伝承を紐解いていくような心地よさを感じました。

終盤に進むにつれて、謎が解けていくとともに、感情も高まっていきます。
作者様がこの物語にこめた、祈りのようなメッセージが丁寧に描かれています。

読み急がず、この作品世界にゆっくりと浸っていたい――そう思わせるような良作です。
お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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★★★ Excellent!!!

森に育った少年・セラは、他の人には聞こえない精霊の声を聞き、父が亡くなった理由の真実を知る。
その時から、彼とさまざまな精霊たち・人間たちとの物語が大きく動き出す…!

人々と同じように、精霊にもよ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

すごく濃密なファンタジーの世界を味あわせて頂きました!
この濃い内容が10万字に納まっているとは……驚きです。

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それがファンタジ… 続きを読む

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