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  • 第3話 湖畔に眠るへの応援コメント

    千夜野さま、はじめまして。芸術と通俗の里へのご寄稿、ありがとうございました。最初は、文章がしっかりしている割に、比較的ありがちなおとぎ話か寓話なのかなと感じていましたが(ヨーロッパ趣味なキリスト教世界が背景でしたので)、読み進むに連れて、さすがにそれ以上のものであったことに気づかされました。特に山や湖を語る言葉の美しさと、後半の大雨の描写の迫真性、「罪」という言葉の重さの向こうから、確かに原初的な何かがゾクッとやって来る瞬間がありました。友未の好みから申しますと、テーマを分析的に語り切らずに、その未分化な「ゾクッ」に徹し切って頂きたかったのですが、これはかなりわがままなお願いですネ⁉
    一つだけ、赴任した異国の修道院にたまたま母親が居合わせる設定は偶然過ぎるような気がします。

    作者からの返信

    初めまして、こんにちは。
    お読み頂き、そして丁寧な感想まで綴って頂き、感謝いたします。
    ご指摘頂いた点、もっともだと思いました。特に語り切らない方が良かったという点はこれまで全く意識していなかった所で、なるほどと思いました。言われてみると確かに説明臭さというか、語り過ぎのように感じます。
    偶然が過ぎるという点についても耳が痛い所で、ご都合主義をそうとは思わせないようにする何かしらの工夫が必要だったのだなと感じました。
    お褒め頂いた点、ご指摘頂いた点どちらも今後の創作の参考とさせて頂きます。
    この度はありがとうございました。