第17話 怒れる猛牛と白髪の妖狐

 第5階層。

 それは次の街がある第6階層の前にあるフロア。

 初心者にとっては、鬼門となる場所である。


 ……もっとも、今や初心者用どころか『RROで一人前としての実力が試されるフロア』と変わってしまっているが。


 その実力が試される相手こそ――ミノタウロス。

 平均の男性の2倍以上はある巨大な図体、岩をも砕きそうな強靭な角、そして地面を真っ二つにするかのような豪快な斧。

 ミノタウロスは敵が来るのをドーム状のフロアの中で待っている。


 さて、今日も挑戦者が現れた。

 巨大な扉がゆっくり開かれ……入ってきたのは白髪狐耳の小さな少女。


 ミノタウロスはまだ少女が入ってきたことに気づいておらず、辺りを徘徊してる。


「…………【バーサーク】」


 少女は静かにスキルを発動。赤いオーラを纏い、勢いよく天井へと跳び上がった。

 天井を駆け、ミノタウロスの頭上まで近づいた少女はそのまま宙へ落ちていき――刀を抜く。


「【ブラスト】――【鵺】っ!」


 【鵺】は刀を振り下ろす大技なのだが、相手に不意打ちを食らわすことが出来れば2倍のダメージを出すことが出来る。


『15,054』


 少女の奇襲は成功。防御力の高いミノタウロスにかなりのダメージを与えることに成功した。


「ヴォォオ……」


 ここで、ミノタウロスはようやくユキの存在に気が付く。


 相手は自分の何倍も小さな冒険者ただ一人。

 しかし、誰が相手だろうと手を抜くことはない。


「ヴォォォォォオオオオオオッ!!」


 地響きが起きそうな咆哮の中、挑戦者の少女――ユキは刀を強く握りしめた。



***



「はっ――!」

『306』


 ユキはミノタウロスの動きに合わせ、刀を振るう。


 一瞬の隙も逃さず、踏み込みすぎず。

 体力温存の為、一撃一撃を最低限の動きだけで回避する。


「ふっ――!」

『247』


 大振りの斧を屈んで躱し、地道にダメージを与えていく。

 その動きには一切の迷いがなく、最初から発動しているバーサークモードもまだ解ける気配はない。


「ヴォォォオオ!」

「っ!」


 ミノタウロスが蹴りを放つも、ユキは半身だけずらして避けた。


 続いて振り下ろされる斧。ユキは下がらず、前へと駆け出す。


 斧の攻撃範囲はあくまでミノタウロスの回りであり、胴体と腕の間は安全地帯なのだ。


 そして振り下ろし技は、大きな隙を生む。


「【八咫烏】!」

『685』『722』『708』


 その隙を狙い、スキルを放つ。


「ヴォオ……!」


 よろめくミノタウロス。ユキの追撃は続く。


 ミノタウロスの体力は約20万。ユキの与えるダメージが10秒ごとに平均500ダメージ程度だとすると、倒しきるまで1時間程度はかかる。


 しかし、ユキは30分以上の戦闘は避けたかった。ノイン並みの集中力なんてないので、長引けば長引くほど自分が不利になっていくことがわかっているからだ。


 ――なら、隙あらば攻撃を与え続ける!


 ユキはミノタウロスの動作の一つ一つに生まれた隙を逃すことなく刀を振っていく。

 だが……ギリギリのラインで攻撃し続けていて、ノーダメージなわけがない。


【ユキ

HP 689/774

MP 240/240】


 大きなダメージこそないが、攻撃を掠る度にじりじりと削られている。


 ――今のところ、倒しきる前に死ぬってことはなさそうかな。ジョブスキルもあるし。


 彼女は冷静だった。いつもならダメージを受ける度に焦っていたが、今は避けきれる自信がある。故に無理して攻撃することも一旦引くこともなく、常に一定のペースで攻撃を続けた。


 ユキのメインジョブはナイト。ナイトのスキル1である【攻撃時自動回復】は、その名の通り攻撃する度にHPが回復する。その便利さ故に、メインでもサブでも人気No.1のジョブであるのだ。



 戦闘開始から10分経過。ユキの休む暇も与えない攻撃にミノタウロスはだんだん疲弊してきているのが見えてくる。

 そしてユキが右足に一太刀浴びせると、遂にミノタウロスは盛大に地面に転がった。


「ヴォォォオオオッ!」


 苦し悶えるミノタウロス。この隙を当然見逃すわけにはいかない。


 攻撃速度を更に増して、ユキが猛攻を仕掛ける。


 ナイトのスキル2【攻撃速度上昇】。勘違いするプレイヤーも多いが、これは素早さではなく攻撃速度が上昇するスキルだ。

 スキル1と2の噛み合いはかなり良く、メインをナイトにしているプレイヤーが一人いるだけでパーティーの安定度は増すとも言われている。

 ……まあサブジョブをきちんと考えた上での話だが。サブがバーサーカーだと評価は一転、「ジョブ構成から出直してこい」と言われてしまう。


 しかし、彼女には夢がある。かの伝説の剣士『桜斬り』のジョブ構成はKn/Be……つまり、今ユキが設定しているジョブと同じなのだ。

 憧れの存在に近づく為――彼女はどんなに言われてもこの構成を変えなかった。


「ヴォォォォォオオオオオオッ!!」


 と、ミノタウロスは激昂し斧を振り回しながら立ち上がる――HPが半分を切ったのだ。


「っ……!」


【ユキ

HP 548/774

MP 240/240】



 限界まで攻めていたユキは、斧の攻撃を一振りだけモロに受けてしまう。


 満タンから一気に体力を削られたが、焦ることなく距離を取る。冷静さを欠いたら負ける可能性が高くなることを、嫌というほど知っているから。


「ヴォォォォォオオオオオオオオッ!」


 怒り状態となるミノタウロス。空気が震動するかのような凄まじい咆哮を浴びながら、ユキは大きく深呼吸した。


「すぅー……はぁー……【バーサーク・妖狐ようこ】!」


【名前:ユキ

メイン:ナイト Lv.48

 サブ:バーサーカー Lv.42

 HP:548/774

 MP:240/240

 攻撃:1176

 防御:192

 魔功:240

 魔防:150

素早さ:960

スキル

【バーサーク Lv.3】【ブラスト Lv.4】【鎌鼬 Lv.7】【八咫烏 Lv.5】【天狗 Lv.5】【河童 Lv.3】【鵺 Lv.4】【餓者髑髏 Lv.2】【小豆洗 Lv.4】【絡新婦 Lv.1】


 これが今のユキの限界。

 防御、魔防を1/4までに減らしたバーサークモード。


 本来、相手が怒り状態になった時は踏み込みすぎないのがセオリーだ。スピードやパワーが増した状態に突っ込んでも無駄にダメージを追ってしまうためである。

 ……しかし、ユキは敢えて攻めこむ気だった。

 ここが勝負所だと判断し、温存していた体力を使い全力で挑むつもりなのだ。


「ヴォォォオオオ!」


 ミノタウロスの容赦ない横薙ぎ。先程よりも威力は増しており、動作も速い。

 ユキは素早く屈んで躱す。風を切るような感覚を頭上で感じながら、一歩踏み出した。


「んっ!」

『402』


 胴体に一撃。スキルを使ってないのでダメージは低いものの、確実にダメージを与えていく。



 戦闘開始から20分。そろそろ勝敗を決したいとユキが思い始めているところに、転機は訪れた。


「ヴォォォォオオオオオオッ!!」

「……来ましたね」


 斧を捨てクラウチングスタートのような態勢を取るミノタウロスに、ユキは刀を抜いた。


「そう、その攻撃の速度は凄まじいものです。来るとわかっていても避けきることは難しい。だから――」

「――ッォォォオオオオオ!!」


 ミノタウロスが動く。

 目にも止まらぬ速さでユキへと突進を仕掛けてきた。


「――だから、逃げません。


 ユキが構える。

 ミノタウロスが通り抜ける位置に刀を添えるように。


 瞬間、ミノタウロスが通り過ぎていく。

 ……そして。


『723』


 ミノタウロスの頭上にダメージが表記された。


「……【絡新婦じょろうぐも】」


 これこそ対ミノタウロス用に身につけたスキル。

 ウインドウルフを見えない糸で捕らえたジャイアントスパイダーのように待ち構え……相手のスピードが速ければ速いほどダメージが上がる攻撃スキルなのだ。


 動作は刀を添えるだけ。完全なるカウンター技で、クールタイムは……僅か1秒。


「――ォォォオオオ!!」

「【絡新婦】」

『732』


 2撃目。


「――ォォオオオ!!」

「【絡新婦】」

『716』


 3撃目。


「――ォォォオオ!!」

「【絡新婦】」

『744』


 4撃目。


 確実にダメージを与え続けていく。


 ――よし、このまま!


 そして最後の5撃目に備えようとした……その時。


「なっ……!?」


 急にユキの足がとられた。

 ミノタウロスの攻撃? いや、違う。こんな攻撃など存在しない。


 ふと足下を見てみると――先程までのミノタウロスとの死闘で地面に僅かな凹凸が出来ていた。


「――っ!!」


 完全なる油断。

 ミノタウロスばかりに気をとらわれていて、地形変化に目がいってなかったのだ。


 【絡新婦】は安定した態勢じゃないと発動しないという大きなデメリットがある。

 つまり……バランスを崩した今の状態で、発動することは不可能!


 しかも防御力を1/4まで下げているので、少しでも食らえば一撃死だ。


 ――バーサークモードを解いて一撃死を逃れる!? それとも、【天狗】を使って上空に逃げる!?


 5撃目が来るまでの間、彼女は必死に思考を巡らす。

 しかし次の攻撃が来るまで、もう時間がない。


 ――いや。


 彼女はわかっていた。こういう時こそ、冷静になれた方が勝利を掴むことができる、と。

 ユキは素早く納刀する。

 


 ――このまま迎え撃つ!


「【ブラスト】!」


 発動したのはバーサーカーのスキル。一度発動してからのクールタイムは10分。


 つまり、ユキは次の一撃に勝負を掛けるつもりなのだ。


「――ッォォォォォオオオオオオ!!」


 ミノタウロスの最後の大技が迫り来る。


 片足を蹴り、空中でユキはタイミングを計って構えを取った。


 それは、彼女にとって最速の技。


「――【鎌鼬】ぃぃぃっ!!」


 ――一閃。

 ユキの渾身の一撃が、迫り来るミノタウロスに向かって振り抜かれる。


「うぐっ!」


 背中を地面に叩きつけながらも、必死にミノタウロスの行方を追う。


 土煙を立て、ミノタウロスは静止する。


 ……そして。


『6,068』

「――っ!」

「ヴォォォオオオッ!?」


 鈍い音を立て、ミノタウロスの巨大な角が一本地面に落ちた。

 ユキの攻撃が効いたのだ。


「――【天狗】!」


 飛翔スキルで自分の身体を宙に舞い上げ、無理矢理態勢を立て直す。


 そして、痛みで怯んでいるミノタウロスに向けて刀を振り下ろした。


「【鵺】っ!」

『1,038』


 ――斬!


 勢いよく降ろされる刀。そして……地面に突き刺さって落ちる、もう一本の角。


 斧を捨て、角が折れ……もはやミノタウロスに勝ち目はなかった。


「っだぁぁぁあああああっ!!」


 最後の力を振り絞り、ユキが突きを放つ。


『306』


 刀はミノタウロスの喉元を突き抜け、そして――。


「……ォォッ……!」

「…………………………っ!」


 光の粒子となって消えていくミノタウロスを最後まで見届ける。


 やがてミノタウロスの姿は完全に消滅して、宝箱が出現した時――ユキは大きくガッツポーズを取った。


「――いぃぃっっっ、やったぁぁぁぁあああ!!」


 ユキ、初のミノタウロスをソロ討伐。

 5年以上の悲願。


 1人前の実力を認められ、彼女はしばらく狂ったように声を上げていた。



***



「おかえり、ユキ先輩」


 ユキが第5層の洞窟から森へ出ると、ノインが優しい笑みを浮かべて出迎えてくれた。


「……今回はステップの広場にいなかったんですね?」

「前にも言ったけど、完璧に予測はできない……十中八九、ユキ先輩が勝つと思ってただけだ」

「……そう、ですか」


 ユキは思わず緩んでしまいそうな口を隠す。

 ノインが認めてくれた――それだけで嬉しかった。


「あの……ノインさん」

「ん?」

「私、次の街に向かいます。それで、このゲームをクリアしたいです」

「そうか」

「それで、その……もし、もし良かったらなんですけど……これからも、私と一緒に攻略してくれませんか?」

「……えっ」


 ユキの誘いに固まるノイン。


「あ、あのっ、嫌だったら別に――!」

「いや、俺もまったく同じこと言おうとしてたんだ」

「……へっ?」

「ユキ先輩といると楽しいからな。むしろこっちからお願いしたい……これからも一緒にいてくれないか」

「……ふう。せっかく勇気を振り絞って誘ったのに。なんですかそれ」


 と、ユキはあきれたような顔を見せる。

 しかし、その表情は何処か嬉しそうでもあった。


「じゃあ、お願いが一つあるんですが」

「ん、なんだ?」

「今から私と決闘デュエルしてもらえませんか?」

「えっ?」


 ユキのお願いは意外なものだった。


「ここでもいいですか? 結構開けている場所だし、ちょっと崖があるんですが……」

「まあ、最悪落ちてもゲームの世界だから助かるから大丈夫だが……でも、どうして俺と決闘したいんだ?」

「ずっと思ってたんです。例え、無理だとしても一度勝負してみたいって」

「……そうか」


 彼女は感じていた。

 ノインこそが、彼女が目標としている存在に最も近い人物だと。

 だから彼と勝負して、自分が今どのくらいかを確かめたいのだ。


「決闘のルールなんですが……相手のHPを0にすれば勝ちです。アイテム使用禁止、半径5m以内のステージとなります」

「負けた場合、経験値は減るのか?」

「はい、プレイヤー同士でも減ります……だからみんな、決闘はやりたがらないんですけどね」

「あー……」


 確かに嫌だろう。負けたら経験値は減るし、勝っても経験値はさほど貰えない。リスクを負うにはリターンが少なすぎるシステムだ。


「でも、今はそんなことどうでもいいんです。私は、ノインさんと戦いたいんですから!」

「俺はいつでもOKだが……ユキ先輩、疲れてるんじゃないのか?」

「いえ、疲れなんて全然っ! まだ戦い足りなくてうずうずしているところですよ!」

「……くっ、あははは! そうこなくっちゃな!」


 目をぎらつかせるユキにノインも闘争心が燃え滾る。


 ――実力差とか、そんなものはどうでもいい。今、目の前にいる人は、師匠と同じく心が躍る相手だ!


【プレイヤー:ユキから決闘が申し込まれました。承認しますか? Yes/No】


 ノインは迷わず『Yes』を選択。

 すると、水色の半円状のドームが展開され始めた。


「フィールドが展開された時、モンスターは弾かれます。あと、他のプレイヤーも攻撃できないので妨害の心配もありません」

「なるほどな」

「じゃあ――始めますよ?」

「おう、来い」


 ノインも盾を構えると、ユキは目を閉じ深呼吸する。


「すぅー……はぁー……」


 ――今目の前にいる人は、私が目標にしている人に近い存在。

 ――全力をぶつけよう!


「【バーサーク】!」


 ユキは赤いオーラを放つと――一気にノインへ間合いを詰めていった。


「【鎌鼬】!」


 目にも止まらぬ居合。


「よっと」


 ノインはそれを通常状態のままでジャスガする。


『15』


 ユキに表示されるダメージ。ジャスガと同時に攻撃を繰り出していたらしい。


 ――なるほど、プレイヤーへのダメージ計算はモンスターとは違うようだ。


「じゃあ俺も――【バーサーク】」


 通常モードではあまりダメージを与えられないとわかり、ノインもバーサークモードになる。


「はぁっ――!」


 ユキは猛攻を仕掛ける。


『37』『31』『34』『28』『35』


 しかし、ダメージを与えているのはノインの方だった。


 全てをジャスガし、一瞬の隙をついて短剣を振るわれる。


「っ!」


 ユキは少し距離を取る。


 ――このまま近距離戦をしててもこっちのHPが削られるだけ! なら――!


「【天狗】!」


 ユキが放ったのは遠距離攻撃。しかし、狙ったのはノインではなく……彼の足元。


 風の刃は地面にぶつかると、土煙をあげた。


 ――なるほど、煙幕代わりってやつか。


「――っ!」


 ノインの真後ろから刀が振るわれ、ノールックでジャスガしながら冷静に判断する。


 その後もユキの攻撃は続いた。

 視界が見えにくくなった煙幕の中から出すまいと背後に回って斬りかかっていく。


「……ん」


 ユキの攻撃をジャスガしながら、ノインは気づく。ジャスガは出来ているものの、攻撃を与えられていないことに。


 なるほど、ユキは斬りかかってはそのまま斬り抜けていく。そのままの勢いで離れていくので、反撃の余地を与えないのだろう。


「……なら、こうだ。【アクセル】」


 瞬間――ノインの姿がブレた。


「――なっ!?」


 次の攻撃を仕掛けようとしていたユキだが、目の前に突然ノインが現れる。


「はっ――!」

「くっ……!?」


『40』『37』


 すぐさま地面に転がるユキだが、いくらかダメージを受けてしまった。


「……おお、俺の5連撃を3つ躱すとは。やるなユキ先輩」

「今の一瞬で5連撃してたんですか!?」


 もはやわけのわからないスピードに思わず突っ込んでしまう。


 ――2分経過。そろそろ私のバーサークは解ける!


 ノインは少しずつダメージを与えているのに対し、ユキが与えたダメージは0。このままだとノインより先にバーサークモードが解けてしまう。そうなれば、ユキは完膚なきまで打ちのめされるだろう。


「【バーサーク・妖狐】!」


 だから、ユキはバーサークモードを最大限まで引き上げる。この1分間に賭けるかのように。


「それが噂の1.5だな? 面白れぇ……【バーサーク2ndモード】!」


 ノインも不敵に笑い、2ndモードへ移行。赤い稲妻へと変化する。


「【鎌鼬】――!」

「【プレス】――!」



 ユキの居合とノインの盾技がぶつかり合う――その瞬間。



「――【暴風刃サイクロンカッター】!」


 無数の風の刃が二人に襲い掛かった。

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