第14話 ストーカー

【ストーカー】

「私はOLをしています。実はストーカー被害に遭っていているんです」

彼女はそう話すと泣きながら訴えた


ここは警察署で僕は刑事だ

3ヶ月くらい前から見も知らない男につけ回されている

その男の姿を彼女が行く先々で目撃すると言う

自分のマンションにまでやってくるらしい

「刑事さんなんとかして下さい」


彼女はストーカーの写真と住所を刑事に知らせた

私は彼女の訴えを聞きさっそくストーカーと思われる男をつきとめた

張り込みをを行っている時に不思議な光景を目撃した

そのストーカー男が行く先々であの被害者の女性が現れるのだ

やっぱりストーカーか?そう思った刑事だがだんだんその思いが崩れていく

ストーカー男が彼女をつけまわしてるのではなく

被害者の女性の方が男の後を追っていく


なぜ?刑事は疑問に感じながらストーカーと思われる男性に事情を聞いた


「困ってるんですよ・・・最近ストーカー被害に遭っていて」

ストーカーと思われる男がこう言いだした

「ほら、あの女性・・・僕が行く先々に居るんですよ・・・

自宅マンションにまで」


・・・実は彼女の方がストーカーだった・・・

彼女はその男性を想うがあまり彼につきまとい

やがて自分がストーカー被害者だと思い込むようになった

彼女は家族の意向で精神病院に入院した

彼女は今日もおびえている

「彼が私に逢いに来る・・・」

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